豊田市立竜神中学校

竜神の授業づくり

探究力を育てたい!

 授業の大目標は「問題発見・解決の手法を生徒自身が身に付けること」です。それができたら、目の前の問題を解決したい課題(目標)としてとらえ、解決に向けて楽しく挑戦し続ける大人になれるからです。
 授業は、教師が生徒の考えやよさを生かしながら、生徒と共に創る学びの時間です。そして生徒が授業を「知的な遊び」と感じるほど、夢中になれるものにしていきたいです。
 竜神中では、生徒が自分の未来を切り拓き、明るい未来社会を創造できるように、授業を通して「探究力の育成」に力を注ぎます。

1 授業で育てたい力

探究力   目の前の課題を目標として前向きに捉え、自分・他者・教材資料などと対話しながら目標を達成していく問題発見・解決能力を、「探究力」と呼んでいます。


2 探究力を育てるための方法

(1)探究のプロセスに基づく授業の展開

全ての教科で探究のプロセス(課題設定→情報収集→整理分析→まとめ表現)に基づく授業を展開します。

授業のグランドデザイン

(2)基礎的な知識技能を活用する場面の設定

基礎的な知識技能の習得を大切にし、身に付けた知識技能を活用する場面を設定して、探究活動の中でより使える知識技能にします。

(3)「もつ→きく→つくる」活動の重視

個の学びと集団の学び(協働的な学習)を使い分け、自分の考えをもち、他者の考えをきき、考え直して新たな考えをつくる、一連の「もつ→きく→つくる」活動を大切にします。

3 探究型授業の流れ

(1)みつける

生徒の問題意識の芽生えを大切にし、問題を解決したい目標(学習課題)に換える段階

(2)かかわる

自分の考えをもとにして、他者や教材資料などとかかわり合う対話を通して、自分の考えをつくり直す段階

(3)いかす

学んだことを自分の言葉で他者に発信したり、学びをどのように生かしていくかを考えたり、新たな目標を見つけたりする段階