★シリーズ 高岡中の歴史 41-1
- 公開日
- 2026/01/18
- 更新日
- 2026/01/18
高岡中の歴史
令和8年度に創立80年を迎える本校。
これまでの歴史を振り返りつつ、これからの高岡中学校の発展に向けて一緒に考えていけたら幸いです。
■ 高岡中の歴史 【その41】-1
*高岡中学校開校37年目
昭和58年度(1983年〜1984年)
校長:土方 純雄 校長(第10代)
生徒数:679人(男子:346人 女子:333人)
▶ 学校・地域の動き
・4月 土方純雄校長赴任
・5月 春の市内大会
*優勝:ソフト 準優勝:バスケ女子
3位:卓球女子
西三大会 *準優勝:ソフト
県 大 会 *3 位:ソフト
・6月 PTA活動「愛のパトロール」(第1回)
・7月 市中学校総合体育大会
*準優勝:サッカー、ソフト
*3 位:卓球
・8月 全国高校総体 ハンドボール競技豊田市開催
皇太子殿下・同妃殿下がハンドボール競技をご観戦
・9月 市陸上競技大会
*優勝:100mH・800m
・10月 新人戦(市長杯新人体育大会)
*優 勝:ハンド女子
*3 位:テニス女子・バスケ女子
・11月 PTA活動 地区別懇談会はじまる
・12月 若林ジュニアクラブ「ひまわり褒章」受賞
▶ 日本・世界の動き
・5月 日本海中部地震で津波惨事 死者104人
・7月 死刑囚・免田さん再審で無罪に
カルビン・スミス 陸上100mで
世界記録(9秒93)樹立
・8月 ケープタウン沖で巨大タンカー炎上
フィリピンのアキノ氏暗殺事件
・9月 大韓航空機墜落事件
・10月 ラグーン爆弾テロで韓国閣僚4名死亡
米軍、カリブ海の島国グレナダ侵攻
ロッキード裁判で田中元首相に実刑判決
・12月 第37回総選挙で自民党大幅減、連立政権誕生
・1月 三井三池鉱業所有明鉱で火災 死者83人
・2月 植村直己さん 北米マッキンリーで遭難
・3月 怪人21面相 食品会社を脅す
ペルシャ湾のタンカー無差別攻撃
▶▶ 時代の概観 ▶▶
5月に秋田県沖日本海中部地震(M7.7)で東北地方大被害、7月には山陰に集中豪雨、10月には伊豆諸島三宅島で21年ぶりに大噴火があり、阿古地区が壊滅と天災の多い年でした。また、ロッキード事件で田中角栄元首相に懲役4年の実刑判決が出され、政界に衝撃を与え、我が国裁判史上初めての死刑囚への再審「免田事件」で無罪が確定するなど、裁判所にも世間の目が集まりました。
*この年に関わる方が残した記録を紹介します。
■「昨今思うこと」 *学校長:土方 純雄
今の世の中は、全くと言っていいほど自由である。考え方も言論も自由である。自由に自分の考えを表現でき、そして自由に遊び、自由に物を買うことができるようになった。
こうなると、生徒たちは何でも自由にできる、何をやってもよいのだという錯覚に陥ってしまうのではないかと心配される。
しかし、自由の裏には責任がある。言論は自由であっても責任をもって発言をしなければならないし、責任をもって発言したことは、責任をもって行動しなければならないと考えるのだが…。一方、権利の主張があらゆる場面で行われるようになってきた。それは結構なことであるが、権利を主張するならば、責任をもって義務を履行しなければならない。私たちは義務を怠っているようなことはないだろうかと反省したいものだ。
また、私どもを取り巻く環境をみたとき、生徒を悪に道にひき入れるものが氾濫しているように思われる。自動販売機、雑誌、広告などによる性的な表現や、ゲーム機による望ましくない遊びなどは、環境を浄化するために除外して欲しいものであるが、現状は、法令、条例からも除外は難しいようである。
このように、考え方や言論の自由等全く自由な世の中、権利の主張、望ましくない生活環境の中で、生徒たちはどう生活したらよいかということになるが大変難しい問題である。それには、生徒ひとりひとりが主体的に物事をとらえて、適切な判断のもとで責任をもって行動できるようになる以外に方法がないと思われるからである。
そこで、このような望ましい生活態度を身につけさせるために、一層、学校・社会・家庭が連携しあい、教育していきたいものであると考えている。 (高岡中新聞より)
■「愛のパトロール始まる」 *当時のPTA会長
私達PTAは、すべての子どもの健やかな成長を願って、保護者と教師が一体となって活動を行っています。
中学生時代は、子どもの人格形成にとって、最も重要な時期であります。知識面教育は、まず十分な環境にあると考えますが、昨今大きな社会問題となっております青少年非行問題は、極めて重大な事態であります。
これらの問題から、少しでも中学生を守る為に役立てればと思い、愛のパトロールや地区別懇談会などを通じて、人間性豊かな子どもの育成を主眼とした活動を推進することにより、現代の子どもの遊びや非行の手口、また考え方などが多様化している中で、我々親は何をすべきかを話し合い、地域の問題としてとりあげました施策についていろいろとご協力願い、また目的の実現に近づきたいと努力してまいりましたが、まだまだの感じです。そこで、地区別懇談会などを開催して特に感じた、親としての反省すべき五つのポイントをあげてみました。
一 自らに厳しく
二 夫婦は仲よくしよう
三 一貫したしつけを
四 子どもの言葉に耳を貸そう
五 親同士の連帯を高めて、環境浄化運動に参加しよう
*見直そう、子どものしつけ 五つのポイント
一 しつけは厳しく、けじめある生活をさせよう
二 友だちと遊ばせよう
三 物を大切にさせよう
四 弱いものに思いやりを
五 人に迷惑をかけない子に
特に気付いた十ポイントをあげてみましたが、親は親としての役割をしっかりと果たして、子ども達「生徒」が、自分の将来に向かって、しっかりとした足どりで進んでいけるようにしてほしいものです。 (高岡中新聞より)
*『高岡中学校 創立45周年記念誌』より
▶ 掲載写真の紹介
・上…第10代 土方純雄 校長
・中…土方校長 卒業アルバムの「書」
・下…愛のパトロール