１年生　学年通信No.８を掲載いたしました。　ご覧ください。

1年生　学年通信No.8

２年生　学年通信No.９を掲載いたしました。　ご覧ください。

2年生　学年通信No.9

栄養教諭よりお知らせです。

今日はスマイル学級にお邪魔しました！

1年間の給食はいかがでしたか？
好きな献立が出た時に、喜びながらおかわり姿
苦手な食べ物でもトライする姿など
給食を通して様々な成長を見ることが出来ました！

ありがとうございました！来年度もお楽しみに…

若中賞や部活動の大会、書き初め大会など多くの表彰伝達、報告がありました。

令和７年度前期生徒会役員が認証されました。

校長先生のお話と校歌斉唱です。

各学年の代表者によるスピーチです。1年間の振り返りと来年度への抱負を話してくれました。
その後、校長先生から修了証をいただきました。

23日(日)若園交流館で行われた中花吉コンサートで吹奏楽部が演奏しました。多くの方に演奏を聞きに来ていただきました。ありがとうございました。

来年度前期の生徒会を引っ張る役員に多くの生徒が立候補しました。立会演説会で立候補者の思いを聞き、投票を行いました。

警察署の方から、薬物乱用防止についてお話をしていただきました。
薬物には手を出さない、誘われても断る、薬物を使用している人がいたらすぐに報告する、などを教えていただきました。

愛知県教育委員会より、悩み事等の相談窓口の照会がありました。
詳しくは、リンク先PDFをご覧ください。

相談窓口案内

英語の授業で、興味のある世界遺産について紹介をしあいました。
なぜ世界遺産に登録されたのか、相手の情報を聞き取りながら、知識を増やしていきました。

また、紹介をする際には、アイコンタクト、クリアボイス、スマイルなど、コミュニケーションにおいて大切なことを意識しながら、楽しく対話をしました。

式辞

このところの極端な寒暖を繰り返す日々の中、その中で少しずつ春の訪れを感じられる日が増えてきました。好天に恵まれた本日、若園中学校第４６回卒業式を晴れやかに挙行することができました。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。私は皆さんと一緒にこの学校に入学し、皆さんと共に三年間、この若園中学校で過ごしました。皆さんが１年生のころ、私が授業中に廊下を歩けば、どのクラスでも何故か多くの人と目が合ったものですが、今では誰とも目が合いません。あの頃とは集中力も授業へののめり込み方も段違いですね。日々成長してきたのだと、実感します。それでいて、教室に入っていくと、ニコッと会釈してくれ、こちらの問いかけに丁寧に受け答えをしてくれます。くだらない話し掛けにも笑って答えてくれてありがとう。皆さんのおかげで、私にとって学校は毎日楽しい場所なのです。
２年生の自然教室。実施時期を急遽先延ばしさせてもらいました。前日までの大雨が雪に変わって三月としては十分に積り、ゲレンデは最高のコンディションでしたね。スキーだけでなく、立志の集いでの一人一人が決意を語る場面、主任の先生の語りに涙したこと、そして全員での群読と、素敵な思い出がたくさんできました。
３年生の修学旅行で、東京ディズニーシーを通して働き方やSDGsについて学んだことは、私にとっても初めての経験でした。国会議事堂見学では、出迎えてくださった豊田市出身の衆議院議員さんのそばで「誰、この人？」とうっかり言った人が数人いたがために、その議員さんの秘書の方から若中生全員に名刺が配られるという珍事が発生しました。また、議員さんから名指しで、「君が中央広間の４人目の銅像になりなさい」と言われた人もいましたね。将来が実に楽しみです。
さて私には、これまで中学校の担任をしていた時代から最も大切にしてきた言葉があります。それは、「意気に感じる」という言葉です。「意気に感じる」とは、相手の熱い思いを真剣に受け止め、それにしっかり応えようと、自らもやる気に燃える、という意味です。それを「心意気」と呼ぶ人もいます。今年度は敢えて学校スローガンにもしました。「応える」という言葉で。それはまさに、皆さんの学年の名前「情」と、がっちりリンクしていたと思っています。皆さんはこの３年間で、人の思いに対して意気に感じる、人情味あふれた素敵な人に成長しました。次なる舞台でも、情を知る皆さんらしく、意気に感じて動き、大いに活躍してほしいです。

これから実社会により近づいていく皆さんに、私の願いを話させてください。
今の世の中、インターネットでちょっと調べれば、答えがすぐ手に入る。でも本当に合っているかの裏付けは時間がかかるからやらない。というか、皆、すぐに答えを求めて過ぎてないかな？仕事においても新しいことを頼まれたら「マニュアルをください」だし、ドラマ見ていてこの先の展開が気になったら、原作アリならちょっと調べてネタバレサイトで結末を先に読んじゃうし、チャットGPTのような生成AIがあれば、文章だって悩むことなく作れちゃう。今の世の中、考えることをしなくなってきたと思いませんか。
時短？タイパ？実は周りからそれほど効率を求められていないのに、自分自身が効率を求めてしまっている世の中です。結果、無駄が省かれるのは良いことだけど、自分の仕事とか作業に既にあるものを使っているだけだから、やはり考えなくなっちゃう。タイパも生成AIも悪いことではないです。効率化によって生まれた時間を、他の創造的な活動や深い思考に充てられます。また、生成AIを使うことで、新たなアイデアや視点を得る手助けにもなります。
皆さんに覚えておいてほしいことは、二つ。
１つ目は、「考えること」をやめないで。今やってるドラマの受け売りみたいだけどね、常に主人公がクラスの生徒たちに「考えて」って言うんですよ。他人事でなく、自分事として受け止めて、なぜ、とか、どうするといいのかな、と様々な場面で考えを巡らせてみてください。
２つ目は、タイパを求めることや便利なものを活用してミッションを果たすこと自体をゴールとするのでなく、その先に目的を作って。タイパで生まれた自分の時間や、生成AIによって得たヒントで、発想のセンスを磨いてください。
考えることと時間をかけて工夫や試行錯誤を繰り返して発想のセンスを磨くこと、この２つを合わせると、思いついたことを形にできる、何かを生み出す力、クリエイティビティが身に付きます。それがきっと、社会で生きていく上であなたの強力な武器になります。きっと、人の役にも社会の役にも立ちます。ひょっとすると世の中の進歩につながります。
校長として、皆さんのこれからに期待しています。

保護者の皆様、本日は、お子様が立派に卒業されますことを、心よりお祝い申しあげます。中学校卒業という節目を迎えられ、これまでのご苦労も、大きな喜びに変わっていることと存じます。この三年間、本校の教育活動に格別のご理解とご協力をいただきましたことを、全職員とともに感謝いたしております。これからも、お子様が、人々とともに生きてゆく中で支え合い、健やかに、たくましく成長されますようお祈り申し上げます。

名残は尽きませんが、情に厚く、意気に感じて相手の思いに応えられるJYO学年の皆さんに幸多からんことを祈念して、はなむけの言葉といたします。卒業、おめでとう。

令和７年３月７日
豊田市立若園中学校長　神戸勝一