本日の午後は、豊田市内の小中学校全ての教師が、各教科 各会場に分かれて、協働的な学びの研修を行いました。
豊田市教育研究協議会です。
梅坪小学校では、算数・数学教育の分科会会場となり、多くの教師が学び合っていました。
下の写真は、豊南中学校で行われた 道徳科分科会のパワーポイント画像の一部です。
今や道徳科でも、タブレットの使用、デジタル化は当たり前で、ポジショニングやワードクラウドといった手法も紹介されました。
道徳科分科会の研究協議テーマは
「子どもたちに価値や事象を自分ごととして捉えさせるための工夫や手立て」でした。
登場人物の心に寄り添う中で、当たり障りのない表面的な考えではなく、自分の内心をしっかりと見つめ自分だったらどうするか。また学習前と、仲間と学び合った学習後で 自分はどう思うようになったのか、どういう考えに変わったのか という自己を客観視する視点も大切です。
様々な熱い意見が出され、道徳科の授業づくりの難しさとおもしろさを体感した参観者の皆さんでした。
道徳の授業は、小中ともに毎週1回は行われますが、自分や仲間を見つめたり、クラス内のちょっとした出来事やニュースなどから教師が取り上げて、みんなで考えてみるのもミニ道徳と言えます。
つまり、学校生活すべてが 道徳的な事象だったり、人権感覚を身につける場面だということです。
この夏、とても盛り上がったパリオリンピックでも、心を揺さぶられる様々なエピソードがたくさんありましたね。
9月から、そんな中から道徳で取り上げてみようと思っている教師もいるのではないでしょうか。
どんな題材のどんなところに目をつけるのか、教師の研ぎ澄まされた感性も大切だと思います。
準備、運営、発表、助言などに携わった関係者の皆様に感謝申し上げます。