9/23 今日はどんな日に?彼岸花をよく見てみると、高さ30cm〜50cmの長い茎に大きな花がポツンと咲いています。そこで疑問がわいてきます。ということで、少し調べてみました。 ?「彼岸花には葉はないの?」――――― 彼岸花の大きな特徴は、一般的な花と少し違うその生態。彼岸花は球根から花が出てきて、その花が枯れた後に葉が成長します。だから葉がない状態で花が咲いているのです。花と葉を同時に見ることができない事から「葉見ず花見ず」と言われ、昔の人は恐れをなしたとか。 実は冬から春にはちゃんと葉が繁り、花をつけない寒い季節にしっかり栄養を球根に貯えているのです。多くの植物は春に芽を出し、夏に葉を繁らせ秋に枯れますが、彼岸花はその逆。冬に葉を繁らせ春に枯れ、秋に花を咲かせます。 ?「ほかの名前を聞いたことがあるけど…」――――― 彼岸花は別名が多いことで知られています。その数、なんと1000以上とも。 一番多く耳にするのは「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」ではないでしょうか。法華経などの仏典に由来し、梵語で「紅色の花」を意味すると言われています。 また、「彼岸」=「あの世(死)」から不吉な言葉をイメージする別名がたくさんあるようです。 例えば、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、毒花(ドクバナ)、雷花(カミナリバナ)、痺れ花(シビレバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)…。 どの別名も良いイメージとは言えませんが、たくさんの別名があるということは、それだけ人々に親しまれてきた花ということではないでしょうか。 ちなみに「曼珠沙華」とはサンスクリット語で「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする」という意味も。「赤い花」「天上の花」として、めでたい兆しとされることもあります。 この連休も台風の心配が付きません。前回のように暴風警報や高齢者等避難などが発令されず、静かに去っていくことを願うばかりです。 *** 今日は何の日? どんな日? ********** ◆ 9月23日に日本で起こったこととは… ◆◇◆◇◆ ▶ 太陽観測衛星「ひので」の打ち上げ ――――― 2006年9月23日、太陽観測衛星「ひので」が内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。日本とアメリカ、イギリスの共同で開発されて、太陽の活動を観測しています。 これまでの「ひので」の成果は、太陽から2000kmほどの上空にある大気層コロナが、太陽の表面温度6000度なのに対して100万度以上になる理由の解明につながる可能性のある磁力線上の波の撮影に成功して、また太陽風の発生した様子も画像にとらえました。 3年間の運用予定でしたが、2021年8月現在も運用中です。 ◆ 9月23日に世界で起こったこととは… ◆◇◆◇◆ ▶ 海王星の発見 ――――― 1846年9月23日、ベルリン天文台でドイツの天文学者ヨハン・ガレが「海王星」を発見しました。海王星は太陽系の最も外側に位置する8番目の惑星です。 1781年に「天王星」が発見されたとき、その軌道がニュートンの天文力学の計算とは合わないことから、さらにその外側に惑星があるだろうと推測されていました。それが「海王星」で、フランスの天文学者ル・ベリエとイギリスの天文学者ジョン・C・アダムズがそれぞれ新惑星の位置を予測して、ガレが観測していたところ海王星が発見されたのです。 ◆ 9月23日は何の日?[記念日]◆◇◆◇◆ ▶「秋分の日」の意味は 「亡くなった人を敬うこと」――――― 「秋分の日」とは昼夜の長さがほぼ同じ日で、秋の彼岸の中日になることから亡くなった人を敬います。1948年に制定されましたが、それ以前は「秋季皇霊祭」と呼ばれていました。「秋分の日」は毎年9月23日前後の日付で国民の祝日になります。22日や24日になる年もあり、その日付は前年の2月1日に国立天文台が発表する『歴象年表』をもとに閣議によって決められます。 ▶「お墓参りの日」――――― 「お墓参りの日」は「秋分の日」にちなんで、秋分の日にお墓参りに行き、祖先を敬う文化を後世にも伝えたいという想いから生まれた記念日です。全国の石材関連業者によって組織された一般社団法人「日本石材産業協会」によって制定されました。 ▶「動物虐待防止の日」――――― 「動物虐待防止の日」は動物虐待を防ぎ、人と動物が共存できることを願って生まれた記念日です。非営利一般社団法人である日本動物虐待防止協会が制定して、2016年に日本記念協会によって認定、登録されました。 ▶「国生みの日」――――― 瀬戸内海最大の島である淡路島が「国生みの島・淡路」として日本遺産に登録されたことを記念して、その登録日に「国生みの日」が制定されました。淡路島には『古事記』や『日本書紀』で「日本で最初に生まれた島」という記述から国生みの伝承が残っていることが由来です。 また「国生みの日」は、伊弉諾(いざなぎ)神宮に、宮崎の高千穂神社と島根の出雲大社の神楽を招いた祭り「三大神話神楽祭」のPRも兼ねています。 ▶「網膜の日」――――― 眼球内の一番奥にある透明な膜「網膜」に遺伝的な異常がみられる難病に「網膜色素変性症」があります。「網膜の日」はこの難病を知ってもらうことを目的にして、公益社団法人「日本網膜色素変性症協会」によって制定されました。 9月23日になった理由は、秋分を迎えて暗くなる夜の時間帯が長くなると、網膜色素変性症の患者は外を歩きづらくなるからです。 ▶「おいしい小麦粉の日」――――― 1543年9月23日に中国の商船が種子島付近に漂着し、乗船していたポルトガル人が鉄砲を初めて伝えたとされる「鉄砲伝来」を機に、小麦粉で作られるパンも日本に伝わったとして、9月23日は「おいしい小麦粉の日」になりました。 お菓子作りの材料の販売を行う株式会社富澤商店が制定して、「おいしい小麦粉の日」を通して小麦粉のおいしさを知ってもらうことを目的にしています。 ▶「夕陽の日」――――― 秋の彼岸の中日のため故人を忍ぶ想いを夕日に重ね合わせて、夕日の美しさや奥深さを心に留めてほしいという願いを込められた「夕陽の日」。夕陽で思い出づくりを目指す旅館やホテルで構成されている「夕日と語らいの宿ネットワーク」が制定しました。 ▶「不動産の日」――――― 「不動産の日」は不動産取引を活発化させる目的で、不動産業者の約80%が加入している「全国宅地建物取引業協会連合会」が1984年に制定しました。9月は不動産取引が活発になることと併せて、「ふ(2)どう(10)さん(3)」の語呂合わせにちなんでいます。 ▶「靴磨きの日」――――― 「靴磨きの日」は、「く(9)つ(2)み(3)がき」の語呂合わせから、シューズケア用品の製造・販売をする株式会社アールアンドデーが制定しました。靴磨きのPRを目的にしています。 ▶「カフスボタンの日」――――― ワイシャツの袖口の穴に通して使われる「カフスボタン」ですが、カフスボタンの専門店「カフショップ」は、同社のカフスボタンをPRするために「カフスボタンの日」を制定しました。秋口になり長そでシャツを着る人が増えてくるタイミングに合わせて制定した記念日です。 ▶「海王星の日」――――― 1846年9月23日にドイツの天文学者ヨハン・ガレがベルリン天文台での観測で海王星を発見したことを記念して、9月23日は「海王星の日」になりました。 ▶「万年筆の日」――――― 1809年9月23日に万年筆の特許が取られたことから9月23日は「万年筆の日」です。イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが現在の万年筆に通じるインクを貯蔵できる筆記具を考案しました。 ▶「手話言語の国際デー」――――― 「手話言語の国際デー」は、手話も音声言語と対等であること、そしてろう者の人権が保障されることを目的に国連が制定した記念日です。世界ろう連盟がイタリアのローマで1951年9月23日に設立されたのが由来です。 ◆ 9月23日の花と花言葉 ◆◇◆◇◆ ▶ 🌸:ヒガンバナ ▶ 花言葉:悲しき思い出、あきらめ、独立、情熱 花言葉の「悲しき思い出」は、ヒガンバナが墓地などでよく見られることに由来するといわれます。 みなさんにとって、素敵な一日になりますように… ********** ********** ■■ 今日の予定 ■■ 🎌 秋分の日 ・部活動:ソフトテニス部(男女) *校内練習・午前 |
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