5/30 心の余裕![]() ![]() もしかすると、コロナ禍での様々な不安や心配が、きれいに見えるはずのものをそうさせなかったのかもしれません。そう考えると、3年ぶりの実施できた1年生の宿泊学習、2年ぶりに保護者や地域の方に参観いただいた石中OP(体育祭)のほぼ通常どおりに開催できたことが、周りの美しさを素直に感じる心を開いてくれたのかもしれません。 昨日は、とても暑い一日になりました。いきなりの暑さにバテ気味ではないでしょうか。でも明日からは、前期中間テストが始まります。今日一日の学校での先生や仲間との時間を大切にし、体調も良い状態で明日のテストの臨んでもらいたいと思います。 *** 今日は何の日? どんな日? ********** ◆ 5月30日はこんな日です ◆◇◆◇◆ ‣ ごみゼロの日 ――――― 関東地方知事会が1982年から実施、各都道府県の環境美化推進協議会を中心に全国に広まっています。「ゴ(5)ミ(3)ゼロ(0)」の語呂合わせです。ごみやたばこのポイ捨て禁止、ごみはごみ箱に、などマナーを守っていきましょう。 ‣ 消費者の日 ――――― 政府が1978年に制定しました。1968年「消費者保護基本法」が公布・施行されました。 ‣ 掃除機の日 ――――― 日本電機工業会が1986年に制定しました。ダニや黴が多く発生する梅雨どきに向けて、掃除の大切さを呼びかける日です。お家をきれいにしましょう。 ‣ 文化財保護法公布記念日 ――――― 1950年、「文化財保護法」が公布されました。歴史的な文化遺産は大切に守らねばなりませんね。 ◆ 5月30日にまつわる昔話 ◆◇◆◇◆ あるご隠居に、持っていったもちはなんと四十九枚しかありませんでした。縁起が悪すぎると受け取りませんでしたが、吉四六さんのうまいとんちでもち代まで払ってくれました。さて、吉四六さんはどんなとんちを魅せたのでしょうか? 昔話を見てみましょう。 ‣ 孝行もち屋 ――――― 昔々、吉四六さんというとてもゆかいな人がいました。その吉四六さんが、一人旅に出かけた時のことです。 ある町に着いてみると、一人の小僧が、橋のたもとにたたずみ泣いていたのです。子ども好きな吉四六さんは、なぜ泣いているのかを尋ねました。急に声をかけられて、小僧はびっくりしてしまいました。 吉四六さんの優しい表情を見て、事情を話してくれました。「わたしは、もち屋の小僧で、重松というものです。実は、五郎兵衛さんというお金持ちのご隠居さんから、お祝いにもちを五十枚用意するように頼まれたのですが、出来上がってきたものが四十九枚しかなかったのです。するとご隠居さんが、火の様に怒り出して」と話してくれました。 吉四六さんは、「何と怒ったんだい?」と尋ねました。「『祝いのもちに、四十九とはなんだ! 四十九は、始終苦と言って、このうえもない縁起の悪い数だ!』」と、怒られました。吉四六さんは、ごもっともと思いました。 「わたしは、すぐ店に戻って、残りの一枚を持ってくるといってあやまりましたが、ご隠居さんは、どうしても聞き入れてくれません。その上、『こんな縁起の悪いもちは、早く持って帰れ!』と、みんな突き返されてしました。「このまま店にもちを持って帰れば、このもちを、わたしに買い取れと言うに違いありません。わたしの家は、貧しい暮らしなのでそんなお金はありません」と言いました。 少年の足元を見ると、てんびん棒と、もちを入れた箱が積み重ねてありました。吉四六さんは、何か良い方法は無いかと考えました。 「四十九は始終苦で、縁起が悪い数だが、それを縁起のいい数にするには・・・。」と考えていて、吉四六さんは、名案を思いついて、「重松さん、わしが一緒に行って、そのもちをご隠居さんにおさめてやろう」と小僧に言いました。しかし、小僧は「ご隠居さんは、頑固な人だから、一度言い出したら誰が行ってもだめですよ」と言ったのです。 吉四六さんは、「わしに任せるがいい。うちの村にも庄屋さんという頑固な人をやり込めるのが、また楽しいんだよ」と、言ったのです。 吉四六さんと重松は、五郎兵衛隠居の家にやってきました。しかし、隠居は、重松の顔をみるなりに、帰れとどなりました。吉四六さんが、前に出て「ご隠居さん、おめでとうございます。」と言い出しました。隠居は「きさまは、誰だ?」と尋ねられて、吉四六さんは「わたしは、重松の兄で、もち屋に手伝いにきている者でございます。実は、五十枚とのご注文でしたが、お祝いということでわざわざ一枚少なくもってあがらせたのでございます」と言いました。 隠居は、「四十九は、始終苦と言って、とても縁起の悪い数だ。商売人のくせに、そんな事もわからぬのか!」と変わりませんでした。吉四六さんは、「ご隠居さん、世の中に四十九という数ほど、縁起の良いものはありませんよ。七七、四十九といって、四十九は、七福神が七組も集まった数ではありませんか」と言ったのです。 ご隠居さんは、しばらく考えていましたが、いっぺんに機嫌を直して言いました。 「七福神が七組か。確かにこれは縁起がよい! 気に入ったぞ! よし、早くもち代を払おう。お前たちにも祝い物をあげよう。さあ、何なりと望め!」と言いました。吉四六さんは、「ありがとうございます。縁起が良いように、大黒さまのしきものにいたしますから、たわらのお米をいただきとうございます」と言いました。 ご隠居は、お米を一俵あげようとお米を持ってこさせました。吉四六さんは、頭をさげて続けました。 「大黒さまのかたひざ分しかありません。どの絵を見ても、大黒さまは、二俵並べて、座っておられます」と言いました。吉四六さんのとんちの感心したご隠居は、もう一俵持ってこさせました。 無事にもちをご隠居に収め、お米も二俵も手に入れ吉四六さんは、頭を下げてお礼を言う重松に旅の途中だから、重い物はいらない、と二俵とも重松にくれてやり、旅を続けました。 子どもを助けるために、とんちをきかせて、子どもの今後の暮らしに困らないように米を手配してくれる気の利いたとんちはすばらしいものがあります。子どもに優しい吉四六さんは、とても紳士的ですね。 ◆ 5月30日の花と花言葉 ◆◇◆◇◆ 5月30日のお花と花言葉を4つご紹介します。 あなたが知っているお花と花言葉はあるでしょうか? ‣ アマリリス 花言葉⇒『誇り』『おしゃべり』『輝くばかりの美しさ』 アマリリスは、横むきについているお花です。アマリリスは、『誇り』『おしゃべり』『輝くばかりの美しさ』という花言葉があります。この花言葉にあるおしゃべりは、花が横向きにつき、となりの花とおしゃべりをしているように見えることに由来します。 ‣ ペラルゴニウム 花言葉⇒『あでやかな装い』『篤い信仰』 ペラルゴニウムは明るいお花です。ペラルゴニウムは、『あでやかな装い』『篤い信仰』という花言葉があります。この花言葉にあるあでやかな装いは、花の姿に由来すると言われています。 ‣ オダマキ 花言葉⇒『愚か』『勝利への決意』(紫) 『心配して震えている』(赤) オダマキはライオンが葉を食べるので非常に力があるお花です。オダマキは、『愚か』『勝利への決意』(紫) 『心配して震えている』(赤)という花言葉があります。この花言葉にある心配して震えているは、ヨーロッパのシンボルでもある捨てられた恋人に由来すると言われています。 ‣ ライラック 花言葉⇒『思い出』『友情』『謙虚』 ライラックは、とてもきれいなお花です。ライラックは、『思い出』『友情』『謙虚』という花言葉があります。この花言葉は、どれも友情を大切にするということに由来すると言われています。色によっては、悲しい物語があるものもあります。 あなたにとって、幸せな一日でありますように……。 (「知恵の木」より引用) ********** ********** ■■ 今日の予定 ■■ ・通常日課(50分日課) 5時間授業 部活動なし ★テスト週間 ・生徒会活動(委員会活動) ・民生・児童委員さんによるあいさつ運動(生徒登校時) ・民生・児童委員蘭との懇談会 ・最終下校 ➡ 15:30 ![]() ![]() |
|