5/24 きれいに見える花にも…和名の「撫子」の名前の由来は、その咲いている姿が「撫でたくなるほど可愛らしい」ことからと言われています。そこから幼い子供や女性のたとえとして使われるようになりました。 一方、学名(属名)の「ダイアンサス(Dianthus)」の由来は、「Dios(神を表すスペイン語)」と「anthos(花を表す古典ギリシャ語)」を合わせた言葉です。直訳すれば「神の花」となりますね。 また、英名では「ピンク(Pink)」ともいいます。つまり、ピンク色とは元々「なでしこの花の色」のことを指していました。日本では「ピンク色」のことを「桃色」と呼ぶことがあります。同じような色に思えますが、その語源で考えてみるとはっきりとその違いがわかりますね。 「ナデシコ」の基本的な花言葉は「純愛」「貞節」「無邪気」「思慕」「大胆」です。淡紅色の繊細で可憐な花を咲かせている姿が、控えめで清楚な女性を連想させることから「純愛」「貞節」というような淑やかな花言葉がピッタリですね。 ただ、ひとつだけイメージの異なる「大胆」という花言葉は「西洋ナデシコ」の派手な赤い色であったり、なでしこが自然(緑)の中で咲いているさまが色鮮やかであったりすることからきているとされています。 *** 今日は何の日? どんな日? ********** ◆ 5月24日はこんな日です ◆◇◆◇◆ ‣ ゴルフ場記念日 ――――― イギリスの貿易商アーサー・ヘスケス・グルームが1903年に日本初のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」を六甲山に開場しました。グルームは六甲山に別荘を持っていましたが、これが六甲山開発の始まりと言われています。ゴルフ好きな人は、特別な記念日かもしれないですね。 ‣ だて巻きの日 ――――― 厚焼き卵などの寿司具を製造する千日総本社が制定しました。だて巻の名前の由来という説のある伊達政宗の忌日であることから記念日にしました。だて巻に伊達政宗が関連していたとは、驚きですね。 ‣ エンパイヤ・デー ――――― 1819年のこの日、イギリス女王ヴィクトリア1世がジョージ3世の孫として誕生しました。後にウィリアム4世の後を継いで国王になりました。 ‣ エクアドル・ピチンチャ戦勝記念日 ――――― 1822年、エクアドル独立戦争・ピチンチャの戦いで反乱軍がスペインに勝利しました。これも歴史の一つですね。 ◆ 5月24日にまつわる昔話 ◆◇◆◇◆ 若い男は、手打ちにいたすと鉢合わせした侍に言われて、びっくりして役人番所に飛び込みましたが、若い男は番所に入って、あることに合点がいきます。しかし、その後でもっとびっくりしたことが起こります。さて、若い男に起きたこととはどんなことでしょうか? 昔話を見てみましょう。 ‣ キツネと油あげ ――――― 昔々、江戸の山の下にある見回り役人番所に、近くの屋敷で働く若い男が飛び込んできました。 運悪く役人は、見回りに出ていて番所には誰もいませんでした。若い男は、がっかりした顔をして帰ろうとしたところへ役人が戻ってきました。役人は、「何か、あったのか?」と尋ねました。若い男は、「実は、昨晩屋敷の者たちと花見に出かけたのですが、花を見ながらお酒を飲み、よい気持ちになっていました。 帰ろうとした時、林の中から出てきたお侍と鉢合わせしたんです。お侍は、風邪でもひいているのか、大きな音をたてて何度も鼻をすすっていましたが、急にこっちをむいて『手打ちにいたす、覚悟』と言ってきたので、もうあっしはびっくりしてしまってこの番所へ飛び込んだというわけなのです」と答えました。 役人がしばらくだまっていると、若い男は急に着物の袖の中に手を入れて探し始めたのです。花見のごちそうが無くなっていることに気がつきました。若い男は、その時に頭に浮かんだのはあの時、会った侍のことでした。若い男は、「あの時の侍はキツネが化けていたのだな、花見のごちそうの残りを狙ったに違いない。あのごちそうは、油あげの料理だったからな。どうりで鼻をすすったりしていたわけだ」と若い男は合点がいき、お騒がせしましたと番所を出て行こうとしました。 お役人が若い男の手をとめ「お主にお礼を言う、あの油あげはとてもうまかった」と言ったのです。 若い男が、不思議そうな顔して振り向くと、役人は、「その侍の男はこんな顔だったかな?」とキツネになりました。あまりのことに若い男は、びっくりしてそのまま気絶してしまいました。 合点がいった若い男ですが、侍の正体が目の前にいる役人だとはびっくりしましたね。キツネはこのようにして、人をだましていたのですね。 ◆ 5月24日の花と花言葉 ◆◇◆◇◆ 5月24日のお花と花言葉を4つご紹介します。 あなたが知っているお花と花言葉はあるでしょうか? ‣ ヘリオトロープ 花言葉⇒『献身的な愛』『夢中』『熱望』 ヘリオトロープは可愛らしい紫色のお花です。ヘリオトロープは、『献身的な愛』『夢中』『熱望』という花言葉があります。この花言葉にある献身的な愛は、太陽神アポロンに恋をした水の精クリティが、ヘリオトロープに姿を変えたというギリシア神話に由来すると言われています。 ‣ シャクヤク 花言葉⇒『恥じらい』『はにかみ』『謙遜』 シャクヤクは、とてもきれいなお花です。シャクヤクは、『恥じらい』『はにかみ』『謙遜』という花言葉があります。この花言葉にある恥じらいとはにかみは、はにかみ屋の妖精がこの花にかくれたところ、花も一緒に赤らんだというイギリスの民話に由来するという説や夕方には花を閉じてしまうことにちなむという説もあります。 ‣ ユキノシタ 花言葉⇒『深い愛情』 ユキノシタは、変わったお花です。ユキノシタは、『深い愛情』という花言葉があります。この花言葉は、ユキノシタの葉のしぼり汁が子どもに多い中耳炎やひきつけなどにも効果があるとされ、民間薬として用いられたことにちなむとも言われています。 ‣ ラベンダー 花言葉⇒『沈黙』『私に答えてください』『期待』『不信感』『疑惑』 ラベンダーは、とても良い香りのするお花です。ラベンダーは、『沈黙』『私に答えてください』『期待』『不信感』『疑惑』という花言葉があります。この花言葉にある疑惑は、ラベンダーが不思議なほどに強い香りを放つことに由来すると言われています。 あなたにとって、幸せな一日でありますように……。 (「知恵の木」より引用) ********** ********** ■■ 今日の予定 ■■ ・通常日課(50分日課) 6時間授業 部活動なし ★テスト週間 ・自転車講習会(1年) ・スクールカウンセラー、心の相談員、図書館司書 来校 ・最終下校 ➡ 16:30 |
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