5/8 幸運を探しに…![]() ![]() よく見ると、シロツメクサが咲いていました。 ♪〜 シロツメクサの花が咲いたら、さあ行こう! ラスカル 〜♪ この曲が思い浮かぶのは、50代以上の方たちでしょうか…。 < シロツメクサについて > 江戸時代の末期、鎖国政策を続けていた日本と交易のあったのはオランダだけでした。オランダは1846年にガラス製品を江戸幕府へ献上していますが、その際に緩衝材として使用されていた草が「シロツメクサ」だといわれています。箱に詰める白い花の草という意味です。 今の時期、白やピンクの花が畑一面に咲いているのを見かけることがあります。子供の頃は、白い花を「クローバー」、ピンクの花を「レンゲ」と呼んでいました。そう、シロツメクサの別名はクローバーなんです。 幸運の象徴とされる四つ葉のクローバーは通常のものの変異体です。四つ葉になる要因は遺伝、環境、形成異常、またはそれらの複合的なものと様々で確定していないようです。ちなみに、岩手県の男性が60年かけて56枚葉のクローバーを作り出し、ギネスブックに登録されたそうです。 西洋の言い伝えによれば、幸運が訪れる条件は「特に偶然に発見した場合」とありますので、意図的に探すような行為をしては運が逃げてしまうようです。幸運はそう簡単には訪れないということですね。 *** 今日は何の日? どんな日? ********** ◆ 5月8日はこんな日です ◆◇◆◇◆ ▶ 世界赤十字デー ――――― 1828年、国際赤十字の創始者アンリ・デュナンの誕生した日です。1948年、ストックホルムで開催された第20回赤十字社連盟理事会でこの日が記念日に決定されました。 ▶ ゴーヤーの日 ――――― JA沖縄経済連と沖縄県が1997年に制定しました。「ゴー(5)ヤー(8)」の語呂合せと、5月からゴーヤー(苦瓜)の出荷が増えることから、記念日になりました。 ▶ 童画の日 ――――― 長野県岡谷市が制定しました。1925年、東京銀座・資生堂ギャラリーで「武井武雄童画展覧会」が開催されました。 ▶ 松の日 ――――― 日本の松を守る会が1989年に制定しました。日本の代表的な樹木の松をいつまでも大切に保護して行くことを目的としています。 ◆ 5月8日にまつわる昔話 ◆◇◆◇◆ 娘だけは、家から出してもらえることがなく機(はた)を織る毎日を送っていました。あることをきっかけに、外の世界を知ることができました。娘は、その後どうなったのでしょうか? 昔話を見てみましょう。 ▶ 牛池 ――――― 昔々、ある山の中に美しい水をたたえた深い池がありました。 その池からさほど離れていない小さな山里に欲深いおばあさんと心優しい娘が住んでいました。娘が家の窓から外をながめると雪が降り続いていました。 娘は「烏や牛に生まれた方がどれほどよかったか」と小さいため息をつきました。おばあさんは、娘の部屋に入り、「こらっ、また機(はた)をさぼってるね。この役立たずが!」というと娘の顔を叩きました。娘は、毎日毎日休むことなく機を織らされていました。 おばあさんは、「早く機おりをせんか! よその娘は一冬に四反もおりあげるというのに、このグズ娘がっ!」と怖い顔で娘に言いました。おばあさんが部屋を出ていくと、娘はそっと涙を流しました。娘は、「四反なんて、どう頑張ってもおれるわけない。でも、少しでもおらないとご飯を食べさせてもらえないし・・・」と言い、機おりを始めました。 ♪わたしの機は、誰が着る? ♪おしろい塗って、紅をさし ♪かんざしつけた娘かな? ♪どんな娘か、見てみたいな ――― 娘が悲しみの歌を歌いながら機をおっている隣の部屋では、おばあさんが反物を売って何を買おうかと考えていました。 やがて春が来ました。家から出してもらえない娘でも春がくればうれしいものです。 そんなある日のこと。一羽の白い小鳥が舞い込んできました。娘は、小鳥に見とれて思わず機をおる手足の調子が狂い、機の経糸を切ってしまいました。その経糸が切れた音に気付いたおばあさんは部屋に飛び込んでくると狂ったように「このグズ娘!! 早くなおせ!! 治らんうちはご飯など食べさせないからな」と言いました。 その日の真夜中、ようやく経糸をなおした娘は、眠っているおばあさんに気づかれないように家を抜け出しました。娘が家の外に出たのは何年ぶりでしょう。娘は、夜空に浮かぶ月を見上げて「きれい、外はこんなにきれいだったの?でも、いつも家の中・・・。どこかへ行きたい」とつぶやきました。 娘は、悲しくなって泣き崩れてしまいました。 その時、娘のそばに何かが近寄って来る気配がありました。娘がびっくりして顔を上げると、そこにいたのはおばあさんが飼っている牛でした。牛は優しい目で娘を見つめると、自分の背中に乗るように合図しました。娘は、「あなた、わたしをどこかへ連れて行ってくれるの?お願い、どこでもいいから連れていって」と言いました。 娘を背中に乗せた牛は、月光の中をゆっくりと歩き出し、そのままどこかへ行ってしまいました。その後、山の池は牛池という名がつけられました。不思議な事に牛池では月の明るい晩になると、機をおる音が聞こえてくるということです。 娘は、家の中から出られて広い外の世界を知ることができてよかったですね。欲だけが深く、娘に機を織らせているおばあさんは、娘がいなくなってはじめて知ったでしょう。世界に一つだけの娘の存在を・・・。 ◆ 5月8日の花と花言葉 ◆◇◆◇◆ 5月8日のお花と花言葉を4つご紹介します。 あなたが知っているお花と花言葉はあるでしょうか? ▶ シャクナゲ 花言葉⇒『威厳』『荘厳』『危険』 シャクナゲは、豪華に咲き誇るお花です。シャクナゲは、『威厳』『荘厳』『危険』という花言葉があります。この花言葉にある威厳、荘厳は、シャクナゲの美しく豪華に咲き誇る姿に由来すると言われています。 ▶ ベルフラワー 花言葉⇒『感謝』『誠実』『楽しいおしゃべり』 ベルフラワーは鐘のようなお花です。ベルフラワーは、『感謝』『誠実』『楽しいおしゃべり』という花言葉があります。この花言葉にある楽しいおしゃべりは、斜め上を向いた花が集まって咲き、小さな花がとなりの花とおしゃべりを楽しんでいるように見えることに由来すると言われています。 ▶ スイレン 花言葉⇒『清純な心』『信頼』『信仰』 スイレンは、太陽がシンボルのお花です。スイレンには、『清純な心』『信頼』『信仰』という花言葉があります。朝に花を開き、夕方に花を閉じるので、古代エジプトにおける太陽のシンボルとされ、エジプトの装飾や神話にも多く登場してきます。花言葉の「信仰」もこれに由来すると言われています。 ▶ 藤(フジ) 花言葉⇒『優しさ』『歓迎』『決して離れない』『恋に酔う』 フジは、きれいな紫色のお花です。フジは、『優しさ』『歓迎」』『決して離れない』『恋に酔う』という花言葉があります。この花言葉にある優しさ、歓迎は、外国人にも和の風情を強く感じさせると言われ、外国の方々を温かく迎え入れようという姿勢を表していると言われています。 あなたにとって、幸せな一日でありますように……。 (「知恵の木」より引用) ********** ********** ■■ 今日の予定 ■■ ・ゴールデンウィーク最終日 ![]() ![]() |
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