7/14 使う責任(フィルタリングを考える)使う責任を考えます。 行動には責任が伴います。 保護者の皆様からも困っているとの声が届いています。豊田市から貸してもらっている学習用タブレットで、フィルタリングがかかっているサイト(YouTube、Twitter、Instagram、ゲームなど)を勝手に突破して閲覧・操作している問題です。 フィルタリングには次の3つの理由で、市が全校統一で行ってくれているものです。 (1)学習の目的でタブレットを活用できるようにする。 (2)長時間利用することによるネット依存を防ぐ。 (3)自分のタブレットの情報及びネットワークでつながる市の約40000台の情報が危険にさらされないようにする。 今回、市のセキュリティ対策事務局から竜神中学校のタブレットで(3)の危険があるという警告アラートが発せられました。しかも数十台。 タブレットは市が全て管理してくれているため、危険な操作や設定変更を検知してくれたのです。幸い、即日に対応し、大事故にはつながりませんでしたが、学校としても使い方を見直す大きなきっかけをいただきました。 2・3年生は学年集会を開き、学習用タブレットのルール(運用ガイドブック ※学校HPにも公開)を再確認しました。特に、以下の2点が、重大なセキュリティ事故につながることを、生徒指導担当、学年主任が真剣に伝えました。 ●フィルタリングがかからないような使い方をしない。 ●サファリをプライべートモードで使用しない。 ※プライベートモードが原因で、3年の体験入学の申込みにも影響が出ています。 ※1年生は一部学級閉鎖のため、18日以降に学年集会を実施します。 今後、学校でもより厳格かつ丁寧に個別指導します。 フィルタリングの突破方法はいくつかあり、100%機械的に止めることは不可能です。また、困ったことに、「自己責任で」というメッセージととともにネット上で突破方法が公開されています。誘惑だらけです。 結局、「自分の中にある正義」というフィルタリングが一番なのです。今こそ自律し、自制心を発揮してほしいと心から願っています。 とは言え、「みんなもやっているから・・・」この一言を言いたくなってしまうのが子どもです。 保護者の皆さまは、社会人になればそんな言い訳が通用するわけがなく、ダメなものはダメとお分かりだからこそお子さんの様子が心配なのでしょうが、子どもは「集団心理」「同調圧力」に負けそうになるかも知れません。 負けない強い心を! こそこそ悪いことを隠しながら後ろめたく生活するのではなく、自分の中にある正義を貫き、胸を張って生活してほしい。 人生は一度きり。 豊かな時間を。 誇れる生き方を。 竜神中学校 校長 【追加の情報】 ・YouTubeに関して豊田市は制限をかけていますが、文部科学省はYouTubeから必要な学習情報を発信しています。そのため、学習目的でYouTubeの視聴が必要になった場合、市全体でYouTubeのフィルタリングを解除することがあります。 ・セキュリティの設定を、タブレットごとに個別にかけることも可能です。できる限り自分の心で自制できるようになってほしいですが、どうにも心配な場合は担任にご相談ください。一緒に考えていきましょう。 |
|