7/3 【生徒へ】一礼に一竜あり
一礼にも一竜(流)があるという話
夏の大会真っ盛り。試合の前後には必ず一礼があります。これはなぜ行うのでしょうか。こんなことを深く考えたことはない人がほとんどだと思いますし、試合の緊張と高揚感でそれどころではないでしょう。 一礼は、「敬意」と「感謝」と校長先生は考えています。 「敬意」を払う(相手を尊重する)ということは勝負において勝利よりも大切です。同じ競技を志したいわば同志に敬意を払い、相手がいるからこの試合ができる喜びを感じてプレーできれば、自分のプレーに集中することもできます。相手が悪質なプレーをしても、敬意があれば自分は冷静にプレーできます。これは審判のジャッジに対しても同じことが言えます。 私自身も部活動を指導する経験の中で、勝敗に関係なくなぜかこの一試合で選手が急激に伸びたと思ったことが何度かありました。その試合は全て相手への敬意があった好ゲームでした。他者に敬意を払える人(チーム)は伸びる人(チーム)です。 「感謝」したいです。試合ができたこと。負けた時こそ自分に足りないものに気づかせてくれるチャンスをもらえたと感謝したいです。悔しさに感謝が混じれば光明が差します。応援してくださった応援団への一礼、グラウンドや体育館、武道場への一礼も一緒です。 一礼にも一竜(流)あり。自分の礼にどんな思いを込めるか、改めて考えてみると、プレーの幅、人としての幅が広がるかもしれませんね。部活動を通して、生徒の皆さんは、本当に多くのことを学んでいますね。 |
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