5/27 これぞ『凡事徹底』 一所懸命の精神 4
毎日、欠かさず行われている清掃活動。ともすると「一日ぐらい適当でも…」と思ってしまいがちですが、本校の生徒は違います。学年問わず、分担の場所を一生懸命きれいに(=一所懸命)しています。人数が少ない分、仲間と協力しないとやり切れいないこと、やっぱり綺麗な環境で学校生活を送りたいという意識が、自然と身についているようです。
< 日本の学校の掃除の歴史と文化 > 毎日当り前に行われている日本の学校での清掃の文化は、どのようにして始まったのでしょうか。 その起源だとされる要因は大きく2つあります。1つは剣道、柔道、華道、茶道などの「道」の存在で、もう1つは仏教です。剣道や柔道の経験者なら分かる人も多いと思いますが、武道の世界では稽古場をきれいに保つことをとても大切にしており、稽古の前後には必ず道場を掃除することで心を磨くとされています。 また、仏教の修業は「一に作務、二に勤行、三に学問」といわれています。そして、一の作務の代表的なものが掃除です。 このことから、僧侶の修行においてはお経を読んだり勉強をしたりするよりも掃除のほうが優先順位が高いということが分かります。 これらによって仏教や各武道などが古くから盛んだった日本では学校清掃が当たり前となり、自分の場所を自らの手できれいにすることを学ぶようになりました。 日本人が協調性や思いやりを高く評価されるのは、学校清掃による学びのおかげもあると思います。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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