9/22 感動物語「バスと赤ちゃん」という資料を使って、授業が進められていました。『思いやり』をテーマとしたこの資料。生徒の一人がこんな感想を言っていました。 「一言でいうと感動物語です。僕もこういうことができる人になりたいです」と。 お母さんの乗客への『思いやり』、運転手のお母さんへの『思いやり』、乗客のお母さんへの『思いやり』。そして、運転手への感謝の気持ち…。優しさが優しさを生んでいる様子が資料を通して生徒たちにも伝わったようです。 < あらすじ > ある冬の日、満員のバスの中、若いお母さんが赤ちゃんを抱いて立っていました。車内は次第に暑くなり、赤ちゃんは大声で泣き始めました。お母さんがいくらあやしても泣き止みません。申し訳なく思ったお母さんは、次のバス停で降りることにしました。 降りようとしているお母さんに、運転手は「ここが目的地ですか? 目的地まで乗っていてください」と告げ、次のようなアナウンスをしました。 「この若いお母さんは新宿まで行くのですが、赤ちゃんが泣いて皆さんに迷惑がかかるのでここで降りると言っています。赤ちゃんは泣くのが仕事です。どうぞみなさん、少しの間、赤ちゃんとお母さんを一緒に乗せていってください」 バスの乗客はみんな拍手をし、あたたかい空気に包まれました。 |
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