「とろろ」のようにねばり強く

自分の夢を実現する人とは?

 スティーブ・ジョブズ、松下幸之助、大谷翔平、自分の大きな夢を実現した人たちに共通することは、自分の思いを持ち続けることだそうです。大谷選手の「曼陀羅」も有名ですよね。

 子どもたちが心の底からやってみたいと思える夢をどのタイミングで描き始めるのかはわかりません。今、夢をもっていないからと言って、咎める必要もないと思います。

 夢をもった時に、それに対してどれくらいの熱量をもてるかは、それまでの成育や大人のサポートが大きく影響してくると言われています。

 熱量を強くもち、自分の信念を貫くための努力を惜しまない子に育つには大人の声掛けが大切になります。その一つが「その日にあった嬉しかったことを話す」ことです。人間だから、生きていれば自分にとって良いことも、悪いこと(嫌なこと)もあります。しかし、大人の声掛けによって、嬉しかったことが大きくなり、次への活力が生まれ、嬉しいことの種類が変わっていき、自分に自信がもてるようになっていきます。すると、多少の困難にぶつかっても、乗り越えていける気力も身に着いていきます。

 その子の周囲にいる大人が、「その日にあった嬉しかったこと」をできるだけ毎日聞いてあげる、非常にシンプルですが効果は抜群です。

 学校でも授業の「ふりかえり」というものに力を入れています。「この授業で自分がわかったこと」「わからなかったこと」「〇〇くんの意見に感動したこと」「もっと学びたいと思ったこと」などを書いたり、話したりする時間を授業の最後に入れています。1・2年生だと「わかったこと」を書く子が多いですが、高学年になってくると「これも考えてみたい」と次時への意欲を書く子が増えてきます。

 1日のふりかえり、もしよろけしれば御家庭でもやってみてください。小さな毎日の積み重ねが子どもに自信とやる気、人生の楽しさ、生き甲斐を身につけさせてくれるかもしれませんよ。
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