「とろろ」のようにねばり強く

スマートフォン、ゲーム機の利用について

 スマホやゲーム機を子どもたちが「買ってほしい」「やってみたい」と言ったとき、親としてどう答えようか悩むのではないでしょうか。子どもの言葉でよく聞かれるのは「友達の〇〇ちゃんも買ってもらったって」という言葉です。「そうかぁ、じゃあ家もそろそろかな?」と考えてしまいますが、子どもたちの成長、必要性は個々に違います。また、既に持たせているよ…というお家もあるかと思いますが、再確認の意味を込めて、お読みください。

 スマホはただのコミュニケーションツールとしての役割だけでなく、防犯や学習面でも役に立つことがあります。まず「いつ」スマホを持たせるとよいのか(必要を感じなければ当然いりません。大人になっても持たれていない方もいます。子どもが欲しいと言った時と考えてください)

 子どもが、スマホやゲームの使い方、リスクを理解し『規則を守れる準備ができたら』購入を考えても良いと思います。リスクとは、スマホを食事などでも離すことができないスマホ依存、友達を傷つけるようなプライバシーの侵害、長時間使用することによる視力低下、不適切な情報へのアクセスなどがあげられます。このリスクに対して、親御さんと子どもで納得解を作ってもらってから使用を認め、守れなければ認めた後でも、使用時間の制限、特定のアプリの使用を制限、それでも改善が見られなければスマホの使用禁止など、段階的に対応するとよいと思います。小学生ならば、きちんと守れたらカレンダーにシールを貼ってあげる、家族がそれを見て、「しっかりやれているね」と認めてあげると、信頼関係も深まると思います。

 購入する前には、親のスマホを一定時期、利用させ、実際に危険性を理解させるのもよいでしょう。スマホ(ゲームの使用も)のルールづくりは、親子で一緒に考えてきめることが大切です。こうすることで、子どもたちが自分の行動に対する責任を認識し、自己規制の力を育てることができます。

 例えばのルール作りですが
 1 ID、アカウントの管理は親子で行う
 2 子どもが利用できるアプリを決めておく
 3 個人が特定される写真を投稿しない 一人の写真、名前×
 4 SNSやネットに悪口を書かない
 5 連絡先の交換は親の許可を得る
 6 フィルタリングは必ずかける
 7 スマホは家族がいる部屋で利用する
 8 利用時間は〇分とする
 9 定期的に親が履歴やメッセージを確認する
 
 正直、小学生・中学生のスマホトラブルは非常に多いです。特に友達のことを傷つけたり、疎外したりする内容のものが、いじめや不登校に繋がるケースが市内でも散見されます。親御さんが知らないうちにエスカレートしていることがあります。既にスマホを持たせている御家庭も、そろそろかな?と考えている御家庭もよく考えてもらえたらと思います。

 ちなみに我が家は2人子どもがおりますが、2人とも高校生への進学が決まった際に、通学距離が伸びるのでスマホを買い与えました。ゲーム機についても、小学4年生になって初めて家庭用のものを買いました。それまでは交流館等に連れていき、絵本や小説などを読ませ、創造することの楽しさに触れさせたり、友達とバスケやサッカーに熱中できるようにし、中学時代の友達との連絡は専ら母親のスマホを使っていました。

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