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12/19 4年 社会「通潤橋のひみつをさぐろう」

公開日
2025/12/20
更新日
2025/12/20

お知らせ

💧地形から読み解く先人の知恵💧

4年生の社会科では、地形を手がかりに「用水路はどのように作られたのか」を考える学習を行いました。題材は、熊本県の白糸台地に水を届けるために造られた歴史的な用水路・通潤橋です。

授業では、教師からの「なぜ近くの川ではなく、遠くの笹原川から水を引いているのだろう」という問いをもとに、子どもたちが教科書や地図帳を使って自分の考えをまとめました。

子どもたちは、理科で学んだ「水は高いところから低いところに流れる」という性質に着目し、地形の高低差を読み取りながら、「この川の方が高い位置にあるから水が流れるのではないか」「台地の上まで水を運ぶには、このルートしかなかったのかもしれない」など、自分なりの考えを次々と発表していました。

社会科と理科の学びがつながり、これまでの知識を総動員して考える楽しさがあふれた授業となりました。先人の知恵に触れながら、地形を見る目もぐんと育ったようです。

🌉通潤橋(つうじゅんきょう)とは?
通潤橋は、熊本県上益城郡山都町にある日本最大級の石造アーチ水路橋です。1854年(嘉永7年)に建設され、水不足に悩んでいた白糸台地へ農業用水を送るためにつくられました。
✅ 主な特徴
・石造りのアーチ橋で、長さ約78m、高さ約21m
・橋の上には石の通水管(サイフォンの原理)が通っており、水が台地へ向かって吹き上がる
・今もなお、白糸台地の約100haの水田を潤している現役の水路
・2023年、土木構造物として全国で初めて国宝に指定
✅ なぜ遠くの笹原川から水を引いたの?
白糸台地は周囲を深い谷に囲まれ、近くの川では水を高い台地まで運べなかったため、より高い位置にある笹原川から水を引く必要があったとされています。
✅ 建設した人は?
惣庄屋(現在の町長にあたる)**布田保之助(ふたやすのすけ)**が中心となり、
肥後の石工たちの技術を結集して建設されました。
✅ 放水が有名!
通潤橋は、石造アーチ橋で唯一「放水」ができる橋としても知られ、年間約120回ほど行われる豪快な放水は観光名物になっています。