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高学年の学習のポイント

公開日
2026/04/07
更新日
2026/04/07

校長室から

 積み重ねの勉強になる中学数学や英語の基礎となる重要な時期です。


 つまずきやすいポイントの対策 高学年では、低学年の「基礎の積み上げ」から、「応用」へと内容が難しくなります。例えば、年生の壁として、算数の「割合」「速さ」があります。どちらも日常生活ではイメージしにくい概念です。「なぜそうなるのか?」を理解することが不可欠です。問題集を購入する場合は、答えや解説が詳しく、自分にとってわかりやすいものを使うと良いです。


 国語では、語彙力の強化と文章読解力を高めましょう。漢字だけでなく、熟語やことわざなどの語彙を増やすことが、複雑な文章を理解する鍵になります。家での勉強の際、辞書をすぐ近くに置き、何度も何度もわからない言葉は調べる習慣をつけると良いでしょう。また、文章を短くまとめる練習を取り入れると、論理的に考える力が養われます。


 学習習慣は「自立した勉強スタイルの確立」が大切です。中学校へ向けて、保護者の方が一緒に取り組む勉強から「自分で計画して進める勉強」へシフトする時期になります。勉強はできるようになることも大事ですが、こういった自分で計画して進める経験を積むことが将来に役立っていきます。学校からの宿題だけでなく、苦手とする学習を「何時から始めるか」「何から始めるか」を自分で決めることが大切です。苦手な教科の効率的な方法として「20分集中→8分立って作業→2分休憩」といった脳を活性化させるサイクルを取り入れるのも一つの手です。20分で覚えたものを、8分間立ちながら、何も見ずに言えるかを確かめるという勉強法です。間違えた問題をそのままにせず、なぜ間違えたのかを確認し、正解できるまで解き直す習慣をつけましょう。


 高学年の家庭学習において、保護者の方の役割は「教える人」から「環境を整えるマネージャー」へと変化します。思春期に差し掛かる時期なので、適度な距離感を保ちつつ、以下の3つのポイントでサポートすると効果的です。


1. 「教える」ではなく「問いかける」

 親が横について細かく教えすぎると、子どもは「指示待ち」になってしまいます。「どこまで分かった?」: 全部教えるのではなく、理解できている範囲を言葉で言ってもらいます。「答え、どうやって出したの?」 正解・不正解よりも、考え方のプロセスを説明してもらうことで、理解が深まります。(友達との教え合いで理解が深まるのも、このためです)子どもたちが分からない時は、「一緒に調べようか」と図鑑やネット、教科書を一緒に開く姿勢を見せ、自力で解決するツールの使い方を教えます。


2. 「見える化」による自立の支援

 高学年は「自分で決めたこと」なら頑張れる時期です。Todoリストを活用します。「宿題・漢字・算数ワーク」など、やるべきことを付箋やホワイトボードに書き出し、終わったら消していきます。「いつやるか」を任せる声掛けを心がけます。「勉強、終わっている?」と声をかけるのではなく、「何時から始める予定?」とスケジュールを本人に決めさせ、リマインド役に徹します。丸付けも自分でさせます。自分で丸付けをさせ、間違えた理由(計算ミスか、理解不足か)を分析する練習をさせます。保護者の方は時々「正しく直しができているか」を確認するだけで十分です。



3. モチベーションを維持する「承認」

 保護者の方が「教わる」側になるのも、良いでしょう。「この問題、お母さんには難しいな。どう解くの?」と子どもに教えてもらう場面を作ると、子どもの自己肯定感が非常に高まります。



4. 学習環境のメンテナンス

 スマホ・ゲームのルールを明確にしましょう。「やるべきことが終わってから」などのルールを、親子で納得した上で進めていくと良いでしょう。