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【進路通信】分からない・忘れた…違い(全学年対象)

公開日
2026/01/08
更新日
2026/01/08

お知らせ

 日本語指導の先生の報告から考えたコラムです。

 中学校の学習内容は小学校と比べて格段に難しくなります。さらに外国にルーツがあり日本が苦手な生徒にとっては学習は想像を絶するほどたいへんです。そのため、日本語指導の先生がついて、隣で教えたりクラスから取り出したりして学習をするのですが、その機会も一週間に一回程度です。
 そんな少ない機会で、学力が信じられないほど伸びている生徒がいます。どうしてこんなに学力が伸びたのか日本語指導の先生に聞いたところ、そうした生徒の学習習慣に3つの特徴があることが分かったので紹介します。

<伸びる生徒の3つの特徴>
・どこの高校に行きたいか、高校で何がしたいか、早いうちから目標がはっきりしている。
・「ここは忘れた」「ここは分からない」と、分からないと忘れたを区別して言える。
(忘れたのは一度は理解したけど忘れた、分からないは最初から理解できなかった)
・分からないときは「分からないから教えてください」、と先生や友だちに質問できる。
 
 どれだけ勉強しても必ず忘れます。でも一度理解して忘れたのか、理解できなくて分かっていないのかの区別は、学習を進めるうえで大切な自己理解です。分かっていたことを忘れてしまっただけなら「思い出す」ためのドリル学習をすればよいだけですから。私たち教員も、「分かっていたけど忘れちゃったのかな?」「分からなかったのかな?」「どこまでなら分かったのかな?」と生徒の理解度を的確にとらえる必要があります。
 また、分かりたいために先生や友だちに質問できる質問力は中学校までで身に付けておきたい力です。分からないことは何も恥ずかしいことではありません。むしろ分からせられなかったことを私たち教員が振り返り、生徒の実態に合わせて授業改善をする必要があります。簡単なことではありませんが、それが教員という仕事の醍醐味でもあります。

校長