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2020.3.3 「卒業式」校長式辞

        2020.3.3 「卒業式」 校長式辞

 うららかな日差しに誘われ、つくしの子が薄緑色の顔を出しているのを見ました。枯れ草のにおい。水仙の甘い香り。ソメイヨシノの開花のたよりも、まもなく聞かれることでしょう。穏やかな春の訪れは、すぐそこまで来ています。

 保護者の皆様、お子様のご卒業、おめでとうございます。これまで、学校教育に温かなご支援とご協力をいただいたこと、そして、本日に至るまで心を砕き、子育てに邁進されてきたことに、深く感謝と敬意を表します。ありがとうございました。
 73期生151名の皆さん 御卒業おめでとうございます。私は、今年度から高岡中に赴任し、皆さんとはたった1年間しか過ごすことができませんでしたが、いくつかの大切な思い出を、築くことができました。
 修学旅行では、「スポGOMI」に取り組みました。大都会・東京でゴミを拾うという活動に、戸惑う生徒もいたことでしょう。私自身も、同じように違和感を覚えた一人でした。ところが、皆さんは実に楽しげにゴミ拾いに取り組んでいました。側溝の蓋に挟まった小さな吸い殻や、木の根元に落ちた古びたペットボトルを、まるで宝物でも見つけたかのように、懸命になって拾っていました。瞳を輝かせながら、グループ一丸となって活動する皆さんに、私はすっかり感動してしまいました。そして、その取り組みは、愛校活動の中でも確かに息づいていました。「スポッチバ」と名付けられた外庭掃除では、たくさんの落ち葉を拾っていました。学校生活では「行事を生かす」という言葉がよく使われるものですが、実践するとなるとなかなかできないものです。しかし、3年生の皆さんは、確かな活動として示してくれました。
 全校道徳では、本校のすぐ近くで発生した、CSF、いわゆる豚コレラについて学びました。授業後の感想文には、次のようなものがありました。「畜産農家の方たちが、精一杯育ててきた豚たちを、殺処分してしまう悲しさや苦しさは、私たちの思っているより、何十倍、何百倍も辛いのだろうなと思った。私たちは、これからも生きていくために命をいただくので、毎回毎回感謝をして、農家の方の愛情と命を頂く動物たちへ、自分の思いを心から心へ伝えられるよう、おいしくいただきたいと思います。」その他にも「授業の中で、みんなの意見を聞いて反省するとともに、こういった事実を知らなかった自分に怒ってやりたい気持ちになった。」とか、「私たちの命も親から受け継いだ命なのだから、今を大切にしながら生きていきたい。」といった感想もありました。皆さんは、一つの事実から新たな価値観を見いだし、自分を振り返る力を宿していることが分かりました。このことは、大きな驚きであるとともに、皆さんが未来に向けて歩んでいく力をもっているのだと、確信しました。

 さて、皆さんは青春時代の貴重な時間を、この高岡中学校で過ごされました。樹木には、一気に成長する季節と、寒さに耐え忍ぶ季節を経験した証として年輪ができます。年輪は、木目の美しさとともに、長年の風雪にも負けない強さをも作り出します。そして、人に役立つ生活用品、目を見張るような美しい工芸品、歴史を支える建築物となります。もし、人を樹木に例えるなら、皆さんはまだ細くてか弱い若木なのかもしれません。でも、芯が強く、確かな年輪を刻んだ樹木は、これからたくましく成長する可能性を秘めています。私は、「大人とは、成長を止めない人のこと」だと思っています。どうか、皆さんがどこまでもどこまでも成長し続ける存在であって欲しいと、切に願います。

 最後に、百四歳で天寿を全うした詩人・まど みちおさんの詩「朝がくると」、を紹介して、式辞を閉じます。

 朝がくると とび起きて
 ぼくが作ったものでもない 水道で 顔をあらうと
 ぼくが作ったものでもない
 洋服を きて
 ぼくが作ったものでもない
 ごはんを むしゃむしゃたべる
 それから ぼくが作ったものでもない
 本やノートを
 ぼくが作ったものでもない
 ランドセルに つめて
 せなかに しょって
 さて ぼくが作ったものでもない
 靴を はくと
 たったか たったか でかけていく
 ぼくが作ったものでもない
 道路を
 ぼくが作ったものでもない
 学校へと
 ああ なんのために
 いまに おとなになったら
 ぼくだって ぼくだって
 なにかを 作ることが
 できるように なるために

令和2年3月3日 

         豊田市立高岡中学校長  長坂 安正

2019.4.22 本年度初の「高岡賞」授与

本日のお昼の放送で、本年度初の「高岡賞」の発表がありました。
名前を読み上げられた受賞者は6名です。

校長室で、校長先生より直接手渡される賞状に、
緊張した面持ちですが、とても誇らしげで、嬉しそうでした。


仲間の良いところを、生徒自身で推薦できるのが、
この「高岡賞」の良いところ。

本年度も、仲間の良いところを見逃さずに賞賛し合い、
一層、高岡中学校を盛り上げていきましょう。
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2019.4.4 「入学式」校長式辞

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     「入学式」式辞

 春。その言葉には、どこか優しくのどかなひびきがあります。今年は、どうしたことか、季節が少しもどってしまったかのような肌寒さです。その分、桜の花を長く楽しめ、少し幸せな春です。
 今日の良き日に、父母教師会長 上口様、豊田市議会議員 太田様、小島様をはじめ、本校を支えてくださる地域の皆様、また、昨年度までお世話になった小学校の校長先生方、そして、保護者の皆様のご臨席のもとに、入学式・始業式を挙行できますことに、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。


 今日は、私にとっても、校長として初めての式辞です。先生から、2つの手紙という形で、今ここにいる皆さんへ、言葉のプレゼントを届けたいと思います。

 1つ目の手紙です。
「高岡中学校の生徒の皆さんへ
新入生の皆さん。入学おめでとう。皆さんは、この伝統ある高岡中学校の75回生です。小学校と違って授業のたびに先生が変わることや、今まで会ったことのない友達との出会いが待っていますが、どうですか。心配ですか。それとも楽しみですか。
 先生は、学校生活ってドラマ作りに似ているような感じがしています。ドラマには、涙もあれば笑顔もあります。人との出会いや別れもあります。そんなさまざまな出来事が織り成すことで、感動が生まれる。皆さんにも、きっと素敵なドラマが待っているはずです。でも、約束してほしい。それは、『ハッピーエンドのドラマ』を必ず作るっていうこと。最後は、笑顔で卒業できるようにしたいのです。みんなとどんなストーリーを作ることができるのか、心から楽しみにしています。
 2,3年生の皆さん。進級おめでとう。新しい元号『令和』の時代は、すぐそこまでやってきました。最近は、部屋の中を自動できれいにする掃除機が、当たり前の時代になりました。人工知能を生かした様々なものが、生活はもちろん、社会のあらゆるところで動き始めています。だからこそ、大切にしたいことがあります。それは、『自ら学び自ら考え、問題を解決すること』です。これは、先生が考えたことではなく、高中に以前から目指す生徒像として受け継がれているものです。コンピュータでは、なしえることのできないことを、みんなにはできるような人になってほしい。だって、皆さんは、この新しい時代を生きる大切な人たちなのだから。」

 2つ目の手紙です。
「地域と保護者の皆さんへ
いつも、本校のために頑張っていただいている地域の皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。地域とつながる学校として、高岡中学校は長い歴史と伝統を作り上げてきました。皆さんの心のよりどころとなる学校づくりを、引き継いでまいります。どうぞ、これからも高中の子供たちに、優しく目をかけ、言葉をかけ、手をかけていただけたら幸いです。
 保護者の皆様。お子様の入学おめでとうございます。今日から大切なお子様をお預かりします。6年前、ランドセルを背負い、小学校へ入学したかわいらしかった子供たちが、今は、こんなに大きくなりました。私は子供が大好きで教師になりました。子供を見ていると、自分も自然と笑顔になり、幸せな気持ちになります。子供には力があります。未来があります。そんなすばらしい力をもった子供たちを、保護者の方たちとともに、真心を込めて育ててまいります。これからも、本校の教育を支えていただきますよう、お願い申し上げます。」

 最後になりますが、つたない句を一つ紹介させていただきます。

『高中生 一人一人が 主人公 ハッピーエンドの ドラマ始まる』

では、いよいよ クランクインです。よーいスタート。


平成31年4月4日
              豊田市立高岡中学校長  長坂 安正

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