３月６日（水）、まるで別れを惜しむかのように、しとしとと雨が降る朝を迎えました。卒業生は、通いなれた通学路を通りながら登校し、自分たちの昇降口へと向かいます。

　卒業生を迎えたのは、学年スタッフから愛すべき卒業生へ贈る愛あふれるメッセージでした。

　給食の時間、Very＆ナイスな３年主任から、１・２年生へ感謝のメッセージが放送で届けられました。

　「誰かのために、一生懸命自分の力を出し切る、出し切ろうとする人はすてき」と、巣立ちの会や卒業式に向けて、そして昨日の式当日の姿もすべて含めて、「みんなのおかげ」と感謝の言葉が伝えられました。

　想いはめぐるもの。

　豊南中生であることの誇りと幸せは、こうやって先輩から後輩たちへ、そして次の代へとしっかりつながれていくのだと感じます。

　「あの先輩たちだったからこそ、自分たちも」

　「この後輩たちだからこそ、先輩として」

　その想いは、本当にあったかく、強いものです。

　そんな豊南中生と同じときを過ごすことができる私たち教職員は、本当に幸せ者です。

　マンダラ塗り絵にチャレンジしています。
　同じ図柄でも、一人一人が色の配色を考え、自分らしい「この一枚」を制作しています。色の組み合わせ、塗り方の濃淡等の工夫が光ります。

　色鉛筆を見ると、お気に入りの色はずいぶん短くなっているなど、その人らしさが分かり、自分を知ることにもつながっていますね。

　「〇〇　PLUS ULTRA」
　日常の当たり前を当たり前にやれてこそ、行事でも力を発揮できる！と、かっこいい先輩を目指して、日々の学校生活を仲間とともに積み上げている１年生。
　
　気づけば、それぞれの取り組みで「ミッションクリア！」をした学級も出始めています。
　互いの学級のがんばりが、学年全体でもよい刺激となって、互いに高め合っていけるとすてきですね。

　かっこいい先輩に向けての取り組みが続いています。

　気温や降水量等を表すグラフから、それがどこの地域のものかを考える授業場面でした。友達同士で、「平均気温が低いから、釧路じゃないかな」など、グラフから読み取れる情報をもとに考える姿が見られました。

　盛り上がっている様子に惹かれて教室をのぞくと、みんながポーズを決めてくれました。何で盛り上がっていたかは・・・。

　隣の教室も同じく数学科の授業中。タブレット内の電卓を活用して相対度数を求める問題に取り組んでいました。中には、電卓に頼らずに、自力で計算している生徒もいました。

　過去のある時点での動作の表現を確認し、問題に取り組みます。
　仲間と確認し合ったり、教科担任やALTに質問したりして、英作文に取り組む姿が見られました。

　自分の随筆を魅力的にするために、書き出しの工夫を考えている場面です。
　教科担任の書いたモデル文を参考に、４つのポイントを一緒に確認していきます。

　「みんなの心の声って？」
　教科担任の問いかけに、思い思いのつぶやきが聞こえてきます。そして、互いに共感し、「それっ！！」と、和やかな雰囲気で授業が進みます。

　以前も紹介したアブストラクトに加え、点描作品も展示されています。
　１年生の渡り廊下を通るたび、目を楽しませてくれています。

　美術室へと向かう廊下に、２年生の切子作品が飾られています。２色の色合いで、それぞれの個性が表現されているすてきな作品です。

　心奮える感動の卒業式から一夜明け、今日からは１・２年生のみの新たな豊南中学校の生活が始まりました。卒業生のいない校舎を寂しく感じながら、それでもそれぞれの学年は前を向き、学年の総仕上げに向けて、当たり前の日常を大切に過ごしています。

　２年生は、いよいよ自分の進路に向けて向き合うときを迎えています。今日は、進路希望調査について、担任からの説明を聞きながら、上級学校の区別や学科の種類も含めて、書き方の練習を行っていました。

　第67回卒業証書授与式が本日無事挙行されました。
　卒業生の輝かしい姿、支える後輩たちのあたたかく、頼もしい姿。
　今日という人生最幸の日を迎えられたことに感謝の気持ちがこみ上げます。

　卒業式の様子は、またゆっくり学校ホームページでも紹介します。
　今日は、それぞれの中に刻まれた想いの余韻にひたって・・・。

　卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。

　

　卒業を迎える日の朝。別れを惜しむかのような雨が優しく降っています。
　
　「熱く・優しく・あったかい室長会＆ベリーナイス会長×白川写真館」もとうとうすべてのピースが揃いました。今日を迎えるまでに、熱く・優しく・あったかい学年が、気持ちを高めてきた足跡。

　３月６日、卒業の日のメッセージは、自分の目で確かめてくださいね。

　卒業式の準備は整いました。
　明日、大好きな３年生とともに過ごす時間を後輩たちも、教職員も心待ちにしています。

　最高の姿で、最幸のときを！

　３年生にとって、中学校生活最後を過ごす校舎。先輩たちが歩く場所は、隅々までぴかぴかにするぞ！
　そんな意気込みが聞こえてきそうなほど、時間いっぱいまで清掃に取り組む１年生たち。その一生懸命な姿に、心があたたかくなりました。

　２年生、１年生それぞれに、自分たちの目標だった３年生に感謝の想いを刻む準備の様子でした。

　豊南中生、かっこいいぞ！

　３年生の教室も、３年生を迎える準備があったかく整いました。

　「先輩たち、喜んでくれるかな」
　先輩たちの笑顔を思い浮かべて、作業する手もはかどります。

　教室内もどんどんすてきに飾りつけられていきます。

　会場も２年生のおかげで、最高の舞台が整いました。

　午後、卒業式の会場となる体育館はもちろんのこと、３年生教室や廊下等、３年生が気持ちよく明日を過ごせるように、準備を進める１・２年生の姿が学校中にみちあふれていました。

　１・２年生の想いはひとつ。
　「先輩がもっとも輝く日にするために、自分たちにできることを精一杯やりきる」

　思えば、今日の最後の卒業式練習の場でも、一つ一つの所作に対して、１・２年生の心意気を強く感じました。拍手をする場面では、２年主任の「感じるんだよ」との投げかけに、その場に先輩たちがいるかのように、心をこめて拍手を続ける姿。この姿が、本当に愛おしく感じました。

　「先輩たちのために」
　３年生は、こんなにもすてきな後輩たちに慕われていることを誇りに思ってほしい、そう感じます。