9月17日〜27日は読書週間です。図書館でたくさん本を借りて読みましょう。

自ら動くのは、楽しい

 2012年もあとわずかとなりました。
 先日、2年生は立派に立志式を終えることができました。立志式を学校行事として位置づけている学校は少ないのではないでしょうか。
 本校は、2年生だけでなく、1・3年生も成長できる節として、この儀式の意味を感じています。朝の掃き掃除から始まって、お客様の接待、お祝いの歌の練習と3年生は、式を盛り上げるための準備を当たり前のように行います。きっと、昨年、緊張して立志の言葉を述べた自分の姿を思い起こしていることでしょう。1年生は、その3年生の姿を、そして来年は自分が立つ舞台の2年生の姿を、まぶしく見つめていたことでしょう。というわけで、入学式、卒業式とあわせて、全校でつくる3大行事となっています。
「もっと多くの人に、この中学生の姿を見せてあげたい。来年は、仲間を連れてきていいですか。」来賓の皆様からは、こんなお言葉もいただきました。
「挨拶」、「掃除」、「素直さ」は、キャリア教育で学ばせたい最も大事なことです。それを身につけることは、自己実現には欠かせない要素です。そのことは、よくできていると日頃の生徒の姿から感じているところです。しかし、ここぞというときの自己主張はできるのだろうか、人に合わせて動くことはできるが、自らの考えで決定し、動くことはできるのか、そのこともまた、未来を生き抜く大事な力です。そこを鍛えておきたいというのが次なる目標です。
 本年度は、生徒会が「防災のことをやりたい」と言ってきました。東日本大震災を受けてのことでしょうが、教師の方からでなく、生徒の方からというところに見所を感じました。実際は、言ってみたが具体的にどう動いていいのかは分からないというところでしたが、それにしても口にしたのは立派です。それは、小学校区ごとに、地域の方を巻き込んでの防災マップづくりという形で実を結びました。
 また、地域行事へボランティアとして参加する姿も多く見られました。昨年足助の町並みが文化庁から重要伝統的建造物群保存地域に指定されたのをきっかけに、3年生の生徒を中心に町づくりのイベントにも参加するようになりました。その一環として、今年も「家めぐり」のガイドを引き継いでくれた生徒たちがいました。
「中学生のガイドだから、パンフレットを見ながらの説明かなと思っていたら、パンフレットは、ナップサックのポケットに差したままで、堂々と説明していたので、とてもすがすがしい中学生の姿だと感心しました」というお手紙までいただいたくらいです。
 また、立志式の総練習では、教師の打合せが長引きそうだと判断した生徒が、「歌の練習をしてもいいですか」と申し出たという報告も受けました。その成果は、当日参加の来賓や保護者の皆さんの歌声に対する賞賛の声からも分かります。
 11月下旬、1年生の道徳の授業をさせてもらう機会がありました。授業の終わった後、Sくんが、「校長先生、自主活動の時間は、僕たちでやることを決めていい時間ですよね」と確認に来ました。何か企んでいるんでしょうか。でも、そういう着目ができることは、すばらしいと思います。ここにも、自分からという芽生えを感じました。
 同じことでも、やらされることは負担に感じますが、やりたいことは喜びになります。疲れを感じないのです。自ら動くことの楽しさをぜひ体感してほしいと思います。やりたいことにするか、やらされることにするか、それは本人の考え方しだいなのです。自らやりたいことに切り替えられる子をめざしたいと思います。

      【写真:「家めぐりガイド」で活躍する生徒たち】

画像1 画像1 画像2 画像2
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31