少し涼しくなりました。変わりやすい天候のため、体調管理に気を付けましょう。

読書で体験豊かに

 4月24日(水)、図書館に校長の本のコーナーをつくっていただきました。本を持っていくと、図書館司書のOさんがすぐに整備してくれました。このOさんの力にも驚きました。足助中学校の図書館は、かつてわたしが図書館主任をしていたころと比べると、雲泥の差です。現在は、とても魅力的な環境になっています。
 中学生は、部活動や各教科の課題をこなすことで精一杯、テレビもおもしろい番組が目白押しですし、本なんてとても読む暇がない、その気持ちもよく分かります。わたし自身がそうでしたから。だから、無理に読ませようなんて気はさらさらありません。
 Oさんの話は意外でした。「先生、本を読む子は案外いますよ。女の子よりも男の子の方が借りに来ています」というものでした。それで、わたしの気持ちも変わりました。
 今年1月の全校集会で、百田尚樹さんの『永遠の0』と『ボックス』を紹介しました。中学生にはちょっと難しいかなと思いましたが、御蔵小学校の5・6年生が学芸会で特攻隊の劇を演じていたのを見て思いました。こういう下地があれば読めるかもしれない。そして、ちょうどN先生が3月に出産をひかえている時でしたので、女優の水野美紀さんの『妊婦読本』という手記も紹介しました。読書の幅を持たせる意味もあったのですが、バレーボール部の顧問で厳しいN先生でも、初めての出産は不安だろうと思ったからです。そういうことを思いやれる子がいればいいなあと思いました。
 全校集会で話した後、すぐに国語主任のO先生が、「展示してもいいですか」と言ってくださったのと、N先生が、「『妊婦読本』貸してください」と申し出てきたのは予想外でしたが、しばらくして、3年生のMさんが「先生、貸してください」とやってきたのです。やっぱり、こういう子はいるんだとうれしくなりました。
 3月に、3年生と校長室会食をしました。その時、Mさんが「最後まで読めませんでした」と、本を返してきました。すると、それを見ていたTさんが、「わたし、それ読んだ。すごく感動した」と反応しました。「これぞ、本当の愛だよな」と言うと、「ほんとすごくよかった」と頷いたのです。わたしは、確かに読んでくれたんだと、彼女の読書力に感心しました。「Tは、年明けからめきめき成績を上げてきた」と、担任の先生が話していました。読書という下地があるから伸びるんだろう、そう強く思いました。
 4月、5月は、スポーツ関係の小説を並べてあります。子どもたちだけでなく、保護者の皆さんで読んでみたい方は、お子さんを通してぜひどうぞ。
 6月、7月は、「頭の体操」特集を考えています。思考を柔軟にする各種パズル本や、わたしの持っているパズルを一挙公開しますので、お楽しみに。

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