これから暑い日が続きます。午後の部活は注意が必要です。WBGT(暑さ指数)に留意しながら活動時間や内容を考えて実施します。生徒の皆さんは特に水分補給をしっかり行いましょう。

平成26年度 締めくくり

 平成26年度修了式が終わりました。
 寒の戻りでしょうか、寒い日になりました。年度末になって、またインフルエンザが流行っています。気をつけてください。

 さて、一年間を振り返って各学年の代表のスピーチがありました。1年生は、美穂さんです。道徳の授業研究のとき、彼女は「語る」という発言ができていたので注目していました。どういうことかと言うと、説明するとき物語をするように話していたのです。わたしは、授業記録を起こして、彼女の話した内容をそのまま文章に再現しておくとよいとその時思いました。実際には、まだやっていませんが、分析してみたいと思ったことは確かです。語りは、その状況に聴衆を誘い込むように話すことです。だから、臨場感があって分かりやすいのです。その証拠に、その時は彼女の発言に続いて二人の子が発言しました。彼女の発言に触発されたのです。「こういう話し方をするといいよ」の例になると直感しました。彼女自身は意識していなかったでしょうが、技術を身につけているんです。だからこそ、クローズアップしておくことの意味があります。

 一年を振り返って、彼女が最初に取り上げた内容は、勉強のことでした。結論から言うと、「計画的にできなかった」です。定期テストなど、中学校の方式の要領がつかめなかったようです。おそらく仕組みとしては理解しているけれど、体の感覚として身についていないと思ったのでしょう。気持ちはあったのですが、成功感がもてなかったのです。

 スクールカウンセラーの上村先生が、小学校の6年生にグループワークをして、中学校での生活についての意識調査をしてくれました。そのまとめを見ると、新しい友達関係ができることへの期待が高いことが分かりました。心配を大きくうわまわっています。学習に対しては、逆に期待が低く、不安要素が非常に高いのです。
 美穂さんの発表もそのことを裏付けているように思いました。体で分かるような勉強方法がこの子たちには必要なのかなと思います。どれくらいのことを、どれくらいの時間をかけて、どのようにやれば成果につながるか、成功体験をまず味わわせることが大切だと思いました。

 このようなことは、何度も言われてきて分かっているように思います。ところが、実際にはできないことの方が多いです。それは、考えたことを行動に移せるかどうか、習慣化する努力ができるかどうかにかかっているのです。教科を絞って、得意なことから始めたり、教科の中でも成果の出そうな分野に絞ったりするなどの方策をさずけることが第一段階とすると、第二段階の行動化、習慣化への支えが弱いのではないかと思います。自信につなげるには、結果をだすところまでやり切らせて達成感をもたせることが必要です。面倒を見てくれる人に頼るのではなく、自分で決めて動けるようになることが目標です。

 二つ目は、部活動のことでした。気持ちの持ち方を問題にしていました。メンタルの部分を強くしたいという反省でした。

 続いて2年生代表は、智大君です。しっかり練習してきました。原稿なしでも言えます。その自信が、姿勢のよさ、腹から出している声の大きさ、みんなの方をしっかり見て、ゆっくり話す話し方に現れていました。智大君は、立志式で大勢の人の前で、立志の言葉を宣言したことが自信になっていると話しました。彼にとっては、大きな壁、挑戦であったと思います。それにくじけないで立ち向かえたのは、「仲間と一緒に同じようにやりたい」という気持ちだったと思います。逃げたい気持ちとよく闘いました。やり遂げたときは、先生たちみんなが感動しました。
 修了式前、廊下で会ったときも、やる気に満ちたさわやかな顔つきで応えてくれました。しっかり握手しました。麦土君が、「智君がんばってね!」と言葉をかけてきました。その通り成長した姿を見せてくれました。卒業式で、二人の先輩を送り出し寂しそうな智大君でした。やっぱり、先輩の存在は大きかった、そう感じているでしょう。そして、今度は自分が先輩になることを少し誇りに思っているようです。「言われたら、しっかり返事をしたい」それが、彼の言った次の目標です。みんなの前に立ったことで、なりたい自分の姿がはっきりしてきました。また一つ壁を乗り越えたと思います。

 学年末休業となりました。二人の振り返りを参考にして、今の自分より進歩した自分を思い描いてみましょう。なりたい自分に向かって、小さなことでもいいので、できることを続けていけば、未来の自分は向こうから流れてきます。

【1年間の振り返りとこれからの自分について】 【群読:最優秀班の発表】

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心がつながっていました

 20日(金)小学校の卒業式に出席しました。
 中学校からは、10校の小学校に職員が出向きました。それぞれ、小規模学校の温かい卒業式に感動して帰ってきました。

 わたしは、大蔵小学校に行きました。大蔵小学校の後藤校長先生は、本年度でご退職です。ですから、これが最後の卒業式です。式場を従来とは変えて、ステージを使わないフロアー方式にしたそうです。その方が一体感が生まれると考えられたからでしょう。わたしも則定小学校で3年間、この方式で卒業式を行ってきました。職員の中には、きっと経験者がいたと思いますが、準備の時から特別な感慨をもって取り組まれたことだろうと思います。全職員の熱意が伝わってくる式場でした。

 校長先生から手渡された卒業証書が、お子さんから直接お母さんに手渡されるという演出もありました。この日を迎えられたご両親の喜びも一入でしょう。
 式辞では、校長先生から一人一人に温かい言葉かけがあり、卒業生のことがよく分かります。校長先生のまなざしが、子どもたちによく行き届いていると思いました。卒業生も校長先生のお話をしっかり聞いていました。頼りになる6年生だったと想像されます。
 在校生からの送ることばに、卒業生も在校生も涙いっぱいでした。関係の親密性を感じました。涙は流しても、歌うときの口の形はしっかりしていて、指導の確かさを感じるとともに真剣な学びをしている子どもたちの姿に感動しました。
 中学校で6年生との交流会をしたとき、中学生の合唱に聞き入る6年生の姿を目にしましたが、合唱の声を聞いていて、その理由が分かった気がしました。

 このように小学校で育てられたお子さんを引き継ぐ中学校の責任を思うとともに、中学校での指導のしやすさは、この基礎の上に立っていることを忘れないようにしたいとも思いました。本校の職員も、それぞれの卒業式に出席させていただいて、よい勉強ができたと思っています。こんなに丁寧な卒業式をしてもらえるのもこの地域の豊かさです。

 21日土曜日に本藤先生の結婚式がありました。披露宴では、1年A組の皆さんのお祝いのビデオレターを見せてもらいました。とてもよくできていて感心しました。明日は、いよいよ修了式です。1年を振り返っての生徒のスピーチがあるので、それを楽しみにしています。

【笑顔あふれるクラスとの別れ:2年A組の学級通信より】

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振り返りから次へ

 1年間の総まとめのときがきました。

 1年生では、国語科の授業で壁新聞づくりをしています。新入生に足助中の生活を紹介する目的です。表向きの目的はそうなんですが、実は自分が学んできたものを振り返ることをしているのです。例えば、定期テストのことを説明するためには、単にその仕組みを解説するだけでなく、どう取り組んだらよいかのアドヴァイスがなければ読む価値を感じないでしょう。読者は、新1年生です。後輩のことを考えて、どこに分からなさを感じているかを考えて記事にすることが大事です。体験してきた自分の経験を振り返ったうえでの助言だから意味があるのです。そういう記事になっているかの視点で読み返してみるといいでしょう。子どもたちにとっては、部活動とか、合唱コンクールへの取組とか、さまざまな壁を乗り越えてきたことほど書きたいことがあるのではないでしょうか。

 この取組は5年前、岡元先生が1年生の学年主任をしてみえるときから始まり、継続してきたものです。学びを生かし、次の学年につなぐ活動なので、ぜひ伝統にしたいものです。本年度は、講師の丹羽先生が引き継いでくれています。

 1年生の学級通信を見ると、子どもたちの1年間の振り返りの記事が載せてありました。読みだすと引き込まれていきます。国語科での取組が生きていると思いました。ちょっと、見てみましょう。

 この一年間、特に思い出に残っているのは、合唱コン。練習では、一人一人が自分の好きなことをしていて、本番どうなるか心配だった。でも、みんなで級訓について考え、自分の色をそれぞれ認め合うことで、これまでの1Bよりもさらに進化して団結力を高めることができた。この出来事は、「雨降って地固まる」ということわざのように苦しいことを1Bで乗り越えられたからこそつかめた成長だったと思う。部活では、努力を欠かさず、誰が見てもすごいと思われ、たよりになる先輩になりたい。(S君の振り返りより)

 ※反省から、次の目標まで簡潔にかけています。「雨降って地固まる」ということわざを使ったのもいいです。「自分の色」を自覚できることだけでもすごいことですが、それを「それぞれ認め合」えれば鬼に金棒です。

 4月、みんなと仲良くなれるか、友達がたくさんできるか不安でいっぱいだった。でも、みんなが積極的に話しかけてくれたりして、私は安心して過ごすことができた。しかし、学級での取り組みは、自分がどうすればいいのか、何か役に立つことがあるか、とまどいながらここまで来てしまった。2年生では、1年生でできなかったことをすべてできるようになるのが目標だ。先輩になるので、みんなの期待に応えられるようになりたい。頼られる先輩になりたい。自分が責任をもったからには、最後までやり遂げられる自分を目指したい。(Kさんの振り返りより)

 ※不安をどのように解消できたかが書いてあって参考になります。「とまどいながらここまで来てしまった」には共感できるものを感じました。Kさんの謙虚な気持ちが表れています。その分、「すべてできるように」の言葉が際立って、強い決意が表れています。

 たまたま、学級通信の最初に書いてあった2人のものを取り上げましたが、この後に紹介されていた4名のものも、それぞれによく書けていたので感心します。次号以降の学級通信でも紹介されるようなので楽しみです。

 2年生は、19日(木)の5校時に1年生を招待して群読発表会を体育館で行ったようです。わたしは来客があり参観できませんでしたが、そのとき選ばれた最優秀グループについては、修了式で発表してくれるそうなので、これもまた楽しみです。

【2年生群読発表会:1年生を前にグループで演出を凝らして】

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3年生に向けて前進

 早朝、部活動に励む生徒たちの声が校舎に響いています。ランニングの掛け声や縄跳びの音、テニスのボールをはじく音など、新たな挑戦が始まる緊張感が伝わってきます。この時期の下積みが、夏の成果につながることを思い描いていて体を鍛えていると思うと、それだけで感動してしまうのは歳のせいでしょうか。体育館下の天井工事で、卓球部や剣道部、体育館上の部活にも不便をかけていますが、その状況下でもよくがんばっています。

 さて、2年生は部活動だけでなく、卒業生を送り出してからも休む暇なく行事が続くという感じです。生徒会選挙、地域貢献活動、今週月曜日には、「先輩の話を聞く会」(この春高校等を卒業して新たな進路に進む先輩を迎え、在校していた高校等の情報を聞く会)の開催などです。また、水曜日には、26年度生徒会役員が集合し、新役員と引き継ぎ会を行うなど、昨年度にはなかった時間も生み出したようです。

「先輩の話を聞く会」は、もう20年ほど続けられている会で伝統といっていいでしょう。本年度は、豊田西高校、豊田北高校、豊田高校、足助高校、豊田東高校、大谷高校、豊田工業高等専門学校、豊田学園(都合により欠席)の8校から15名の先輩に来てもらいました。学校説明会では聞くことのできない、そこで生活してきた人だから言える話を膝を交えて聞くことができます。わたしにとっても、3年前に送り出した卒業生が来てくれるので、どんな様子になったのか楽しみでもありました。学校別に教室が割り振ってあり、生徒は一定時間懇談したら、次に聞きたい高校等の教室に移動するという方式です。

 わたしも、全部の教室を回りたいと思っていましたが、並行して職員との個人面談をしていたので、一部の教室しか回れませんでした。卒業生には、お礼のあいさつもできなくて申し訳なく思います。講師になってくれた先輩は、大人の貫録を漂わせ、立派な話しぶりであったので、これからの活躍が楽しみです。この会での説明が進学先を決める決め手になった子も多くいるようです。どんなことを考えて、進路を決めていったらよいか、今日を足掛かりに一歩進めて情報を集められるようになってくれるといいと思います。

 また、生徒会役員の引き継ぎの方は、卒業生も全員が集合してくれたようです。前期、後期の2人がいるので、全体での引き継ぎと役職ごとの引き継ぎに分けて、和気藹々の雰囲気の中で進めることができたようです。どんな話題が出ていたのか知りたいところではありますが、先輩のやりたかったことをどれくらい新役員が受け止められたか、これからの役員の動きが楽しみです。

 何かを計画するとき、それを実現するにはチームに積極的に声掛けをする人の存在が必要です。例えば、生徒会の年間スローガンを決めよう!という課題が発生したら、すぐに、「では、いつまでに案を持ち寄ろう」と、次への動きを提案できるかどうかです。そういう人がいれば、道は拓けます。そういう人になりましょう。

 よくあるケースは、課題については把握したが、誰がやるかはっきりしないまま時間だけが過ぎていき、次に集まる時に、またスタート地点にいることに気づくことです。このような失敗は、当然予想されますが、体験しないと身につかないことが多いです。失敗から学び、自分の役割を自覚できるチームになれば、新しいことでも実現していくことができると思います。新役員には、そんな姿を期待したいです。

【先輩の話を聞く会全体会:左が講師陣】 【生徒会新旧役員引き継ぎ会】

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「感染動機」をつくる

 平成27年度前期生徒会役員と会食しました。短い時間だったので、こちらかの一方的な思いを伝えるだけに終わってしまいました。これから、彼らのそれぞれの思いを聞く時間をつくっていきたいと思います。
 本年度の生徒会がベースをつくってくれました。生徒会を機能させる手順を改めて確認してきた1年でした。来年度は、そこに血を流し栄養を送る感じでしょう。自分たちの力を実感できる活動ができることを願っています。

 社会学博士の宮台真司さんが『14歳からの社会学 これからの社会を生きる君に』で書いています。「ぼくたちがものを学ぼうとするときに、どういう理由があるだろう」についての考察です。
 1つ目は、「競争動機」(勝つ喜び)。周りの子とテストの点を競い合うとか、人よりも高い偏差値の学校に合格したいと思って受験勉強をするのがこれです。
 2つ目は、「理解動機」(わかる喜び)。「自分の力で問題が解けた」とか「自分の考えをうまく説明できた」と感じる喜びです。
 宮台さんは、戦後の日本の教育は、この二つに集中して議論がなされてきたことを指摘したうえで、もう一つ大切な動機があるといいます。それが、わたしの思っていたのと同じでした。

 わたしは、中学生はどういうときに「がぜんやる気になるだろう」と考えてきました。それを考えるキーワードは、「あこがれの人」です。「あの子のようになりたい」、そう思ったとき、がぜんやる気になるのではないかと思ったのです。とすれば、先輩の姿がどうあるかで決まってくる、つまり、あこがれの先輩の姿をどうつくりだすかです。その姿をとらえられれば、そうなりたいと動き出す子どもが出てくると思うのです。

 入学式の式辞には、このことを入れてきました。「あこがれの先輩をみつけてください。足助中にはあこがれの先輩が必ずいます」と。わたしたちは、その姿を生み出すために手を打っていくことになります。

 宮台さんは、3つ目の動機を「感染動機」といっています。「自分もこういうスゴイ人になってみたい」、直感で「スゴイ」と思う人がいて、その人のそばに行くと「感染」してしまい、身ぶりや手ぶりやしゃべり方までまねてしまう……こうなることが一番身になるというのです。「スゴイ」と直感して乗り移られるものの学び方、よく分かる気がします。

 来年度も、後輩たちに先輩の授業の様子を直接見せる時間をつくっていきたいと思います。そして、授業以外では、生徒会役員を中心として、あこがれの先輩の姿を具現していこうと思います。あこがれの要素は、もちろん分かれるところもあるでしょう。その子の得意、苦手もあるでしょう。見本となる生徒は多く存在します。さらに磨きをかけ、よさを際立たせて、あこがれの存在をつくりたいです。

【笑顔がとても素敵な新役員、力を合わせて、その笑顔を広げてほしい】

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地域貢献活動(2年生)お疲れさま

 「地域貢献活動の出発式であいさつをしてください」と、実行委員長の璃歩子さんが、前日校長室にお願いに来ました。やる気になっているなと思いました。3年生に向けて、自分を変えていこうと考え、行動を起こしている璃歩子さんを立派だと思います。このことは、本人に確認したわけではありませんが、きっとそうだろうと思います。

 3年生になって、いろんなところで活躍が目立ってきたMさん。以前よりずいぶん明るくなってきていました。卒業を前にした彼女に聞いたことがあります。
「いろんなところで、ずいぶんがんばってるね」
「自分を変えようと思って挑戦してきました。そしたら、だんだん自信がついてきたんです」
 と笑顔で応えてくれました。動いているうちに変わっていく自分を実感できたのでしょう。そんな先輩に続いてくれる人になってくれるといいです。

 13日(金)地域貢献活動の当日、職員室で給食を食べていると、璃歩子さんが来ました。
「校長先生、給食中にすいません。いいですか。えっと、1時20分になったら、案内に来るのでお願いします」と確認に来たのです。緊張しているようです。しかし、「給食中にすいません」の一言は、わたしが璃歩子さんの立場だったら言えなかったでしょう。その点からすれば、彼女の方がしっかりしているのです。相手の様子を見て判断し、言葉にできたのですから。
 このことを褒めました。彼女にとっては、こんなことは当たり前のことだったかもしれません。だったら、なおさらすごいと思います。璃歩子さんは、このあと出発式で実行委員長としてあいさつをしなければなりません。それもプレッシャーのはずです。

 出発式では、璃歩子さんは、少し詰まりましたが、原稿も持たず自分の言葉で立派にあいさつをしました。詰まった分だけ、みんなは集中して聞いていました。わたしはこの璃歩子さんの話からしました。そして、地域貢献活動を終えて、どんなことを学んだか「ライフ」(学習計画ノート)の記録欄に書かれることを楽しみしていると伝えました。そうは、いっても型通りのものになることが多いですが、なかには、そんな見方があるのか、と驚かされることもあります。それが、楽しいのです。子どもたちに教えられるところです。

 さて、この学年は1年生の宿泊学習(学年初めての行事)の出発式で、忘れられない思い出があります。何かに書いたかもしれませんが、あいさつの終わったところで、突然「先生、出発にあたって、一発ギャグをお願いします!」とリクエストが飛んできたんです。お陰で寒いギャグを披露することになってしまいました。しかし、想像を超える出発式を演出したことで印象に残ったのです。

 今回も、何か起こるかなと思って、ちょっと期待していましたが、何もなく静かに出発していきました。きっと、前日の生徒会立会演説会があまりにも立派であったので、その疲れが出ているのかなと思いました。

 今日、地域貢献活動がありました。私は「すいせん」(店名)横のトイレ掃除をしました。そこは、定期的に掃除してあって、道具もきちんとそろっていて意外にきれいでした。改めて、足助の地域の温かさを感じることができました。それを、よりきれいにすることができたので、充実した活動になりました。(Aさんの「ライフ」の記録より)
 ※ 道具のそろっていることに目を付けたところがいいです。地域のおもてなしの心を  感じていますね。

 活動に協力していただいた足助地区コミュニティー会議環境部のみなさんにもお礼を申し上げます。ありがとうございました。

【公共トイレの掃除に精を出す】 【国道420号の景観保全に竹を整備する】


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頑張れ 足中68回卒業生!

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 皆さん こんにちは。私は、足助中学校同窓会会長の中野といいます。
 卒業式を3日後に控えた皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 本日は同窓会入会式ということで、同窓会会長として話をさせていただきます。

 3月5日に卒業式を迎える皆さんは、4月からそれぞれの新しい場所で、新しい生活が始まります。足助中学校を卒業されると、卒業生として同窓会に入会することになります。この同窓会には「会則」があり、その中に「本会は、会員相互の親和と連携を密にし、共に励み・助け合い、あわせて母校の発展に寄与することを目的とする」と記載されています。
 簡単に言うと、同窓生はみんな仲良くして、今後よりよい足助中学校のために協力しましょうということです。
 私も40年前に卒業した同窓生です。将来皆さんと一緒に足中の発展に協力できることを楽しみにしています。
 具体的な活動としては、毎年足中祭で同窓会の総会を開くこと、平成22年の10月に40周年を行いましたが、10年ごとに記念行事を行うこと、部活動や学校内の行事に補助や援助をすることなどが主な活動です。
卒業後にそのような機会が来た時には、皆さんの積極的な参加・協力をお願いします。

 皆さんたちは、4月から今までとは比べ物にならない広い世界の中に飛び込み、いろいろな場所でいろいろな人と出会い、いろいろな体験をすることになると思います。楽しいこともたくさんありますが、同様に辛いこと、苦しいこともあります。
 皆さんは中庭に「ふくろう」の記念碑があるのを知っていますか。これは平成20年に同窓会で設置したもので、いつも皆さんを見守っていてくれた「足中ふくろう」です。ふくろうは言葉のとおり不苦労、苦労をしないという縁起のよい鳥です。今後の皆さんの活躍を、これからも中庭から応援してくれるはずです。
 また、そのふくろうの下には、足助出身の江戸時代の俳人、板倉塞馬の「雨ののち よい月夜かな さくらかな」という句が刻まれています。まさしくこれからの皆さんには、雨ののちに素晴らしい未来が広がっています。そして、立ち止まりたくなった時には、この記念碑のことを思い出してください。

 私は中学校を卒業してから10年余り足助を離れて暮らしていました。離れている間に分かってきた事は、「なんて足助はいい所だったんだ」という思いです。足助は都会に比べて不便な部分がたくさんありますが、反対に都会の生活には決してない、本来の人間に必要な素朴さ・優しさ・やすらぎというものが溢れています。時にはうっとうしいと感じる人と人との繋がりも、都会には探してもありません。

 皆さんも将来、足助で生活する人も遠くに離れる人もいると思います。
中学校を卒業するまで足助で育った皆さんには、素晴らしい自然と温かい繋がりのある足助のよさは充分わかっていると思います。一度は足助を離れることになっても、できるだけ多くの人がこの故郷足助に戻ってきてくれることを望みます。そして、将来の足助を、もっともっと素晴らしい場所にしていって欲しいと思います。それが出来るのは、足助で生まれ育った皆さんだからこそ実現できると確信します。また、たとえ足助から遠く離れて暮らしていても、足助に関わりを持ち続けることはできます。そして、遠くからでも足助を応援して欲しいと願っています。

 皆さんはテニスの錦織圭選手を知っていますか。
昨日の試合では惜しくも決勝で敗れ準優勝でしたが、世界ランク4位という日本人で最高位のランキングを手に入れました。まだまだこれからももっと上位が期待されます。錦織圭選手は島根県の生まれで、決して最初から恵まれた環境でテニスを始めたわけではないそうです。中学までは地元の学校に通い、高校から地元を離れてテニスに打ち込んできました。そして現在25歳で今まで日本人が到達できなかった場所に登りつめてきました。皆さんとはちょうど10歳違いです。錦織選手の年齢までは、皆さんにはまだ10年あります。

 また2020年には東京でオリンピックが開催されます。
そんな皆さんには無限の可能性があり、望めばどんな努力でもできる時間があります。
努力の結果は全てが良いとは限りませんが、努力した記憶は必ず生きる時が来ます。
そんな皆さんに今後の大きな期待の気持ちを添えて、私の言葉を結びます。

 私は足中28回生です。そして皆さんは68回生にあたります。
頑張れ 足中68回卒業生!

みなさんは、誇りです

 12日(木) 今日は、平成27年度前期生徒会役員選挙の日です。
 今回の選挙、立候補者は全部で15名。なかでも、会長候補は2年生から4名という激戦です。それほど生徒会に関心が高いのは嬉しいことです。先輩の築いてくれた足場があったからでしょう。そして、それに続こうとする気持ちの育っている証拠です。

 卒業式の式辞で、「後輩は先輩を乗り越えようとしている」と言いましたが、まったくその通りでした。立会演説会では、どの候補者、責任者の声にも張りがあり、情熱を感じる堂々とした演説でした。原稿を持たないで話す、原稿はあっても聴衆をしっかり見て話す、身振り手振りを入れて話すなど、基本的なことができていました。演説時間、1候補当たり2分30秒は短い気がしました。もっと、語らせてあげたいし、まだまだ語りたいことがあったように思いました。責任者が、欠席をしてしまった候補者以外は、ほとんど時間切れでした。いつもであったら、同じような内容が続くので飽きてしまうところもあったのですが、今日は違いました。候補者なりの味を感じました。どの候補者も聞いていて、新鮮で、あっという間に45分間が過ぎてしまいました。「しまった、録音しておけばよかった」本当にそう思いました。

 演説のなかには、「笑顔の写真を貼り出す」などのアイディアもあり、全校分の笑顔が壁一面にあったら楽しそうだなと想像をさせてもらいました。道徳で勉強したことを生かした発言もありました。どの候補者、責任者からも足助中を愛する気持ちが伝わってきました。やる気があるだけに、どう活動の時間を生み出していくのか、工夫していかなければなりません。提供できる環境づくりは、わたしたち学校側の課題でもあります。

 学力への着目もありました。やる気のある集団なら、当然学力も高められるだろうと思います。協力して行事を盛り上げたり、集中して作業を進めたりする能力は、学力と相関していると思います。働きかかけ方次第で、まだまだ能力を伸ばせると自信をもらいました。それには、まず自分が勉強しなければなりません。ぼけぼけしていたら、生徒に追い越されるに違いありません。「学び合い」の授業はわたしの理想とするところです。教え合いではありません。判らない子が求めて教えを請える、判っている子は、その子の要望に添った教え方を工夫するという双方がレベルを高め合える学びの姿です。

 また、「トーク会」の開催を呼びかける提案もありました。それなら、ぜひ「句会」の開催を勧めます。一見難しそうですが、誰でもできます。そして、言葉のセンスや想像力を豊かにするのにうってつけです。前にも書きましたが、今日のように話せるみなさんを前にすると、ますますやってみたいという気持ちになりました。一緒に考えていきましょう。

 最後に、選挙の結果は明日でるでしょう。その結果がどうであっても、選挙に挑戦したみなさんは、良いものを見せてくれたし、十分その責任を果たしてくれたと思っています。もちろん、これからもその力を発揮する場所はあります。

【選挙を支える選挙管理委員会】【やる気みなぎる候補者とその責任者の面々】

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1,2年生 ボランティアでがんばる!

 8日(日)も各地で、生徒たちが活躍していました。

 足助交流館で開催されたコンサートには、ブラスバンド部が出演しました。
 タイトルは、『2015東日本大震災チャリティコンサート・あすけ「東日本を忘れない むすび合う・しおの道」』です。ブラスバンド部は、これで3年連続の出演です。28日(土)には、スプリングコンサート(定期演奏会のようなもの)を同会場で予定しているので、ブラスバンド部は息の抜けない日々が続きます。場数を踏んできただけあって、演奏にもゆとりを感じられるようになったと顧問の菱田先生から聞きました。復興支援にも貢献でき、がんばってくれていると思います。披露した曲は、「GUTS!」、「ひまわりの約束」の2曲だそうです。次回のコンサートでも聴けると思います。ぜひ、いらしてください。

 さて、わたしは、「新☆豊田市10周年祭 とよたのチカラ!満サイ展」に参加してきました。スカイホール豊田「メインホール」で、まちづくりに貢献してきた団体として表彰されたので、その表彰式に参加するためです。
 また、同会場では、「キミが主役!とよたこども商店街」もメインプログラムとして開催されました。そのボランティアとして、足助中学校の生徒も30名近くが協力していました。その活動の様子を見に行くのも目的です。
 小学生親子で混雑するなか、チラシの折り込みや、住民登録の受付、子ども銀行の窓口に立って、業務をしていました。以前紹介した「おむすび通貨」を使った小学生の「お店屋さんごっこ」と「オシゴトごっこ」のサポートをするのです。開店は、午前10時から午後2時20分までですが、朝早くから準備をはじめ、最後は、「五平餅3,000人一斉食べの日本記録に挑戦!」にも駆り出されたようです。

 本日(9日)、仕掛け人の吉田さんが、学校にお礼に見えました。様子を見ていた大学生のスタッフが、「生徒たちは、長時間で疲れたと思います。よく動いてくれました」と褒めていたそうです。こちらも、よくがんばってくれました。

 学校では、午後から教室移動です。1、2年生はそれぞれ、上の階へ上がり、先輩になった気分を味わっていたようです。前期生徒会役員選挙もはじまり、新年度に向けて動き出しました。

 本日は、また、卒業生にとっても大事な日です。公立高校のBグループの入試日です。力は発揮できたでしょうか。無事、受検できたと報告を聞いてほっとしています。

【チャリティコンサート出演のブラスバンド部】【こども商店街のサポートとして働く】

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こんなドラマがあったのか

 「送別の歌。卒業生、在校生、起立。指揮 平井一輝、伴奏 小沢茉矢」と典礼があり、卒業証書授与式は進行しています。ピアノの伴奏が始まりました。何の違和感もない、安定感のある伴奏。そして、歌が流れます。「変わらないもの」山崎朋子作詞・作曲。在校生がしっかり歌えば、卒業生も応えてくれるだろう、そういう気持ちで聴いていました。その通り、上手に歌いきってくれました。わたしとしては、何の心配もない当たり前のことでした。

 さて、式も終わって、午後からは職員会議、現職教育と先生たちにとっては、ハードスケジュールの一日です。午後4時過ぎ、会議室から職員室に帰ってくると、四役にも、ほっとため息が漏れました。雑談風に式を振り返るなかで、「在校生の歌もよかったね。茉矢さんも伴奏、上手だね」と感想を話していると、「実は、伴奏の茉矢さんが、学校に来られるかどうか、すごく心配していたんです」と岡元先生。「えっ!何かあったの?」と聞き返すと、「いえ、今日は朝普通に来ていて、表情もよかったので安心はしましたが……」 その話というのは、こうでした。

 卒業式の会場準備も終わり、1、2年生は最後の合唱練習をしたそうです。合唱指導は、1年学年主任の水野先生です。ブラスバンド部顧問です。一通り歌い終わったところで、部分練習をすることになりました。「それじゃあ、8小節前から伴奏入って」と、伴奏者に指示が飛びました。茉矢さんは、どこ?どうすれば?と迷っている様子。指が動きません。「それじゃあ、4小節前からお願い」、えっ?どこ?どうするの? もう頭の中がパニックになってしまったようです。ちなみに、茉矢さんは卓球部です。
「じゃあ、いいや。最初から」と仕切りなおしたのですが、その時は、もう彼女の頭の中は真っ白になってしまったようで指が動きません。と、思った瞬間、涙がどっと溢れてきてしまったそうです。担任の大西先生、あわてて彼女のところに行って、フォローしようとしたそうです。しかし、彼女は自分のふがいなさが悲しかったのでしょう、なかなか涙が止まらなかったようです。そのまま、ずっと泣き続けて、とうとう下校時刻になってしまったそうです。

 結果は、先に書いた通りです。何事もなかったように終わりました。しかし、この様子を見ていた先生たちは、明日大丈夫かな、とかなり心配していたようです。

 その茉矢さん、家に帰ってから、かなり練習したようです。わたしは、いい話だなと思いました。人間だれでも落ち込むことはあります。失敗したり、思うようにできなかったり。しかし、それで諦めてしまったり、克服しようと努力しなかったりしたら、その悔しい思いはいつまでも消えることはありません。それどころか、そのことがまた新たにそういう事態に直面したときに、そこから逃げる理由になってしまうのです。どうせ、自分にはできないというように。だから、そういうときこそ、何度も何度も挑戦して結果を出しておくことが大事です。

 茉矢さんは、結果を出しました。だから、結果をだすまでに苦労したことが、1時間も涙を流したことや家で繰り返し練習したことが、すべて勲章に変わったのです。苦労すれば、苦労するほど、よい話に変わるのです。これは、実際にあった話です。そのとき茉矢さんがどんな言葉で自分を励ましたかが分かれば、同じようなことで悩んでいる子の力になります。この経験が、他の人を励ましてあげる材料になるのです。そして、こういうことこそ作文に書いておくといいです。

 同じように悩んでいる子いますか。あなたにもこういうドラマはつくれます。

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この坂からの卒業

 第68回卒業証書授与式。卒業生も在校生も立派にやってくれました。リハーサルのときは、国歌斉唱にケチをつけたわたしですが、本番は思ったとおりに修正し、しっかり歌っていました。この時、やる気をキャッチできました。約束どおり、ラストチャレンジを見事にやり遂げた在校生、卒業生に拍手を送ります。

 前日、教頭先生の机の上に全校から募集した春の俳句が、短冊に書かれて置いてありました。順番にめくっていくと、3年生の浦野稔貴君の句が目に留まりました。

  この坂と 今日で別れて 卒業す

 足助中学校を訪問された方なら誰でも分かると思います。「この坂」が何を意味するか。急傾斜の校門坂は、生徒泣かせ、保護者泣かせの坂です。登り終えたら息が切れます。その坂を毎日登って、生徒たちは通学してくるのです。部活動では、心臓破りのダッシュをする場所です。忘れようがありません。この坂と別れるのが、卒業なのです。その思いが伝わってきました。式辞の最初は、これにしようと決めました。

 すると、答辞では、聡哉君が、わたしが入学式の時に話した「この坂は、足助中の宝だ」というフレーズを引用して話してくれたのです。この時、聡哉君は、原稿を見ずにわたしの目をしっかり見て話してくれました。ほとんど、内容を覚えてしまっているのでしょう。バスケットボールの大会で、彼がスパープレーを見せられたのも、この校門坂のお陰かもしれません。「こんな坂は造ろうとしてもできない、だったらこれは宝です」と、その時は、話したような気がします。一気に坂はのぼれません。坂の途中で、一休み。すると、そこに校訓「自立」の碑があります。そこで碑文を読み、また歩き出すという仕組みになっているのです。よく考えてあると思いました。

「この坂」は、そういう坂なのです。

 送辞も送別の歌も、心に沁みました。悠月さんは、読みながら泣いてしまうのではないかと思いましたが、こらえて読み進めていました。送別の歌は、指揮も伴奏もレベルアップしていました。それに応えるように卒業の歌が、がんばれたように思います。正直、難しい歌を選らんで、大丈夫かなと心配していました。指揮は、合唱コンクールで優秀指揮者賞をとった祥子さん、伴奏は最優秀伴奏者賞をとった将之君とのゴールデンコンビなので、やってくれるだろうとは思っていましたが、歌がついていけるかどうか。しかし、出だし、女子のパートの美しい声に聴き入りました。自分たちの歌にしようとしている、そう感じました。歌をしっかり歌おうとして、泣いているひまがなかった感じです。指揮をしている祥子さんは、天使のようでした。「この歌を休んでいる悠一郎君に届けたかった」とは、祥子さんの言葉。

 卒業式は終わっても、入試があります。気を抜かず栄冠を勝ち取ってください。そして、悠一郎君にも卒業証書は手渡しましたので、安心してください。

【3年小川軍団、式を終えて余裕の行進】 【チャレンジの証、聴いてください】

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77人のラストチャレンジ!

 いよいよ明日は卒業式です。

 毎年のことですが、1、2年生のなかには、朝から自主的に外周りの清掃をしている子の姿も見られました。「主役を引き立てる最高の脇役になる」が、本校の合言葉となっています。明日は、天候にも恵まれそうで、よい卒業式ができそうです。

 3階の南館通路踊り場の黒板には、次のようなメッセージが記されていました。

 77人のラストチャレンジ 感謝・本気・感動

 ラストチャレンジとは、卒業式の成功ということでしょう。学年主任の小川先生の最後の願いを込めたメッセージです。練習時間全7時間と決めて、最大限の成果を上げると3年生は宣言したようです。これも新しいチャレンジ。時間の提示は、次の学年に対してのよい目標になります。それにしても、感謝・本気・感動は、式の質を保障する大切な言葉です。3年間、子どもたちの成長を見守ってきた小川先生の集大成です。

 中学校の3年間は、1年ごとの子どもたちの成長が著しいです。新入生、中堅、先輩と目まぐるしく立場が変わります。わくわく、どきどき、びくびくの1年生。部活動に自信がつき、少しずつ自分が発揮できるようになった2年生。部活動の夏の大会以後は、ACW(あすけチャレンジウィーク)に始まり、次々に押し寄せてくる行事をこなし、中だるみの2年生の印象はありません。卒業生を送る会の運営を終わるころには、もう最高学年の顔になっています。3年生は、自信の学年なのですが、緊張もあり試行錯誤しながら、自分の力を確認していきます。最後の部活動の大会を終え、本当の意味での学校を引っ張る存在になるのはここからです。そして、足中祭。この峠を越えると、仲間との関係ができ、協調できる集団を感じるようになります。体も堂々としてきて、進路選択を決断する大人の顔になります。もやもやを吹っ切ったよい表情の子が出現してくるのもこのころからです。こうなると、本当に力の発揮できる子になっています。その顔を見られるのが、中学校の喜び、わたしの幸せです。

 本年度の3年生は、特に生徒会活動で道を拓いてくれました。生徒総会、委員会活動、生徒議会など、地道に積み上げ、経験を積むことで、自分たちでできるという自信をつけてきました。「挑戦―To make our new story」は、新たな生徒会の歴史をつくるストーリーでもありました。子どもたちにとって、自ら動き出すのは、勇気のいることです。増してや他の子を動かすことは、もっと難しいのです。今まで、挑戦してはみるものの他の子が動いてくれないことを理由に諦めてしまう子の姿を何度も見てきました。そこで、踏みとどまり、乗り越える力を与えることこそ、教師の力です。学習計画ノートの記録を丹念に読み、返事を書く、この地道な取り組みが、書く内容を豊かにし、やってみようという気持ちを後押ししてきたとわたしは思います。学級通信で紹介される子どもたちの文章から、その気持ちの確かに育っていることを感じてきました。よく指導してくださったと思います。もちろん、家族の支えや励ましもあったでしょう。その期待に応え、まっすぐに伸びてくれた子たちを誇りに思います。

 明日は、その子たちの旅立ちです。感謝の気持ちで送り出したいと思います。

 【77人のサムライたち 感謝・本気・感動 の卒業式にチャレンジ!】
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読み語り

 2月26日(木)に、今年度最後の読み語りがありました。1年間に3回中学校に来てくださり、選び抜かれた本を生徒に読み聞かせてくださいます。生徒も作品の中に入ったように聞いていました。最後には、1年間の感謝をこめて花束をプレゼントしました。
1年間ありがとうございました。

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卒業生を送る会

 2月27日(金)に卒業生を送る会がありました。この日のために1・2年生は準備をしてきました。オープニングからエンディングまで、3年生の輝く笑顔とはじける笑い声が溢れていました。この会を通して、一段と成長した1・2年生はとても頼もしく感じました。とても充実した素敵な会になりました。
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愛校活動

 2月20日(金)に、3年生全員がお世話になった足助中学校に恩返しをしようと愛校活動をしました。実行委員を中心にやすりがけをして、教室の木製ロッカーのペンキ塗りをしました。隅々まで丁寧に取り組んだおかげで、学校がまた一段ときれいになりました。
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いいことありました

 2月27日(金)の中日新聞の発言ヤングのコーナーで、寺下希菜子さんの意見文が掲載されました。読んでくださった方も多いと思います。国語の授業で取り組んだものを毎年送っているそうです。「お年寄りと交流しよう」というタイトルです。積極的に交流の機会をつくっている彼女ならではの文章で説得力がありました。

 その日、わたしにもいいことがありました。送る会の日です。市の校長会の仕事で幸海小学校に行きました。訪問するのは初めてです。校門の扉を開けて中に入りました。位置的には校舎の端に立ったという感じです。校舎を正面に見れば、玄関の位置はすぐに分かるのですが、建物と並行に見ているので、位置がつかめません。このまま校舎に沿って歩けばいいのかなと迷っていると、声をかけてくれた子がいました。
「お客さんですか?」とその子。
「校長先生に用事で来たんですが、玄関はどこですか?」
「玄関は、向こうにあります」
 児童玄関のようでもあるので確かめていると、その様子を見て、
「わたしが案内します。こちらへどうぞ」
 なんと、前に立って誘導してくれたのです。お昼の遊びの時間に、運動場に出てきたと思うのですが、それを後回しにして対応してくれたことに感動しました。幸海小学校には、すごい子がいるなと思いました。
「6年生ですか?」 違うとは思いましたが、敬意を込めて尋ねると、
「いえ、3年生です」と、にっこり笑って応えてくれました。
「こちらです。職員室の先生にも知らせてきます」
 3年生でこの対応です。中学生でもここまでできるかなと思いました。豊田市の学校では、こういう子が育っているのかと思うと、嬉しくなりました。

 さて、本校の3年生からも、心のこもったお礼のメッセージ集をいただきました。ありがとうございました。お世話になった先生方にも、それぞれ感謝の気持ちを伝えているようで、たいへん嬉しく思います。恥ずかしいかもしれませんが、ぜひ家の人にもその気持ちを伝えてください。

 2日(月)の自主活動の時間に、3年生は足助中学校同窓会への入会式を行いました。同窓会長の中野幸彦さんからご挨拶をいただき、それに応えて鈴木伸也君が力強く誓いの言葉を述べました。中野会長さんの挨拶については、別のコーナーをつくり紹介したいと思います。そこでは、27年度の同窓会事業についても紹介していくつもりです。

 3年生は、今日の(3日)午後、最後の学級お楽しみ会で盛り上がったようです。PTAから防災用の非常食として、キャラメルを一人1箱備蓄してもらっていましたが、それも配付しました。災害のときには、少しでもお腹を満たすものがあると落ち着けるものです。キャラメル一粒でも勇気をもらえることを覚えておくといいです。

【同窓会入会式での宣誓】  【この顔いいね!学級お楽しみ会】

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思い出を胸に

 弥生3月となりました。卒業まであと4日です。

 27日(金)午後は、卒業生を送る会でした。1、2年生が心を込めてつくってくれました。ステンドグラス「自立の華」や劇など、これまでの伝統を大事にしながら、本年度の生徒会の特色である全校ゲームや新しく群読によるスライドショーなども盛り込まれ、趣向が凝らされていました。残念ながら、その時間に出張が入ってしまい、実際に見ることができなくて申し訳なく思います。記録写真で見ましたが、卒業生(3年生)も十分楽しんでくれたようで、よい会をつくってくれたと喜んでいます。

 今日2日は、1校時に校長講話です。講話の内容は、飛ぶゴルフボールの話。北陸の発明王酒井弥(さかいみつる)先生の話です。先生は、もうお亡くなりになられました。わたしが教頭のころ、東海北陸地区小学校教頭会研究協議会で聞いた講演の一部です。講演は、とても面白く、わたしの聞いた講演では、ベスト3に入ります。その後、先生のことを調べたり、本を読んだりしました。先生のプレゼンテーションのテクニックは衝撃的でした。わたしは、先生のまねをして90分間くらいは、話せるのではないかと思っています。今日は、そのダイジェストで10分間。「フライング・オイル開発秘話」を入試前の縁起を担いで、落ちない話として紹介しました。

 真ん中の15分間は、脳の話です。脳の働きは、卒業生もこれから関心をもって勉強しておくとよい分野だと思っています。後半は、足助中学校校歌誕生物語です。音楽の北原先生から、少し聞いたという子もいましたが、卒業にあたって、どのような経緯で、このような立派な校歌が本校にはあるのかを知っていてほしかったからです。

 当時臨時教員だった高橋秀豪先生の熱情と生徒の労働奉仕による後押しが、夢を叶えた物語です。足助中学校必須の道徳の教材にしようと考えています。最後は、立志式の式辞で取り上げた「夢は牛のお医者さん」の映画の予告編を見てもらいました。二つとも強い意思があれば夢は叶うというメッセージをもっています。

 午後からは、足助中学校同窓会の入会式、卒業式のリハーサルと続きます。リハーサルの時間は全校が集まるので、9か年皆勤賞、3か年皆勤賞、善行賞などの3年生関係の各種表彰を行っています。また、単なる練習の時間とならないよう、来賓挨拶等の時間は、3年学年部以外のお世話になった先生からのお別れの言葉を述べてもらうことにしています。昨年は、このとき涙を流す子が多くいたのを覚えています。

 3年生にとっては、すべてが中学校生活の締めくくりとなります。思い出の校舎、1時間、1時間の授業を胸に刻みながら、飛び立つ力を貯めてください。

【ステンドグラスに歓声をあげる!】【ステンドグラス「自立の華」】
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絵本の力を見直そう!

 26日(木) 今日は、ボランティアの方による「読み語り」の最終回です。本校では、朝の読書タイムの時間に、年4回地域の読み語りボランティアの方に来ていただき、クラス単位で絵本の読み語りを聞いています。

 わたしもときどきピンチヒッターで登場することがあります。小学校の低学年を担任していたころ、絵本を集めていました。今は、そのころ読み聞かせをしていた子たちが、お父さん、お母さんになっています。また、そのお子さんたちに読み聞かせをすることになったのです。何かくすぐったい気持ちがします。使っている絵本は、新しく仕入れたものもありますが、多くはそのころ使ったものをそのまま使っています。感動は今も色あせていません。それだけ絵本のもっている力はすごいのだなあと思います。

 生徒たちに言っているのは、自分が親になったとき、お父さん、お母さんの好きな絵本を持っているのは、素敵なことではないのかということです。それと、読み聞かせを聞くときは、常に自分を読む側において、子ども園の訪問をしたときなどに、自分だったらどのように表現しようかと考えることです、と伝えています。

 ボランティアのなかには、御縁のある人がいっぱいいらっしゃいます。山内さんは、稲武中学校にいたころ、国語を教えていました。わたしの授業とは直接関係ないと思いますが、本好きでいてくれたことがとてもうれしいです。

 今日は、午後からは、愛知教育大学教職大学院教授 鈴木健二先生をお迎えして、EF学級の道徳の授業研究会を行いました。ここでも絵本が活躍しました。メイン資料として内田麟太郎さんの『ごめんね ともだち』を使いました。宮條先生と菱田先生のコンビで、よく練られた指導案でした。4人のチームワークがよく、多くの先生に囲まれる中でも、普段通りの力を発揮することができました。人とかかわる力が、よく育っていると思いました。

 研究協議会では、道徳の授業における絵本の使い方について、いろいろとアイディアを出し合うことができ、研究発表会の一つの柱とできそうだと思いました。今まで読んだ絵本も、もう一度読み直して、気づかなかった宝を掘り出してみたいです。

【いろいろな趣向を凝らして、読み語りをしてくださるボランティアの方々に感謝】

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3年生からの要望

 先週19日(木)で、3年生との校長室会食は終了しました。そこで出された要望をまとめておきたいと思います。要望については、言ったからといって必ずしも叶えられるというものではないことは、会食時に伝えてあります。だから、思っていることがあったら、取りあえず出してみる気持ちで、と3年生には話しています。(都合でできなかった生徒もあり、参加者は75名です)
 
 はじめに、「特に要望等はありません」が23人いました。

施設設関係
 ・体育館の天井に扇風機(暖房効率をよくするため)
 ・教室にクーラー
 ・女子更衣室(現在は、学習室のカーテンで仕切ったスペースを使っている)
 ・部室(テニス部、バレー部)
 ・体育館トイレの改修
 ・南館雨樋(本年度中に、腐食雨樋は改修工事完了予定)
 ・相談室前下足箱に簀の子またはマットの設置
 ・弓道場の暖房(市の施設を学校が借用している)
 ・体育館下の柱の撤去(耐震上無理?)卓球スペースを広くする
 ・体育館のコートをラインテープでなく塗装したラインにする
 ・テニスコートのライン

通学関係
 ・おいでんバス北部方面のバス待ち解消
 ・スクールバス1号車、満席状態(狭い)※乗車人数により本年度車両変更したため
 ・香嵐渓シーズンのバス待ち対策
 ・防寒(ネックウォーマー、マフラー、女子はスカートでなくパンツ可)
     ※ネックウォーマーは、本年度冬休みから可としている。

学校生活関係
 ・制服のリボンのデザインを新しく
 ・季節の変わり目にカーディガンの使用
 ・寒いときのブランケットの使用  ※体調の悪いときには、遠慮しないで申し出る
 ・ストーブの点火を生徒の判断で
 ・寒いときのウインドブレーカーの室内でのパンツ使用可(特に美術室)
 ・夏の半そで丸首は暑い、デザインを変える
 ・夏の体操服での授業参加
 ・暑いとき、授業中のタオル使用
 ・ブラスバンドの楽器の補充
 ・図書館の本(ライトノベル)を増やしてほしい
 ・図書のシリーズ本の巻抜けがある
 ・図書館の棚の空きが多い
 ・図書館のパソコンが遅い(貸し出し処理に時間がかかる)
 ・スクールマインドの内容が1,2年と違っている箇所がある
 ・体育で使うバスケットボールがつるつる
 ・体育の授業でソフトボール競技を入れてほしい
 ・通学路の工事連絡を早めにしてほしい

その他
・個別にすぐに対応できるものは除きました。

 その場で、思いついたというようなものもあります。どんなことを考えているかの意識を知る上でも参考になりました。資金面のこと、配分予算、これくらいは耐えてほしいという気持ちもあります。子どもたちは、そのことはある程度承知の上での希望です。理由があれば、ある程度納得してくれると思いました。また、改善すべきことは職員間でも話題にしていくつもりです。協力ありがとうございました。そして、これからも気がついたことがあれば、校長室会食の機会を待たず、早目に知らせてもらえるよう1、2年生にも伝えておきます。

【卒業生を送る会での群読練習】 【送る会のリハーサルを進める実行委員】

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講師大寺、やりますねえ!

 講師陣の道徳の授業、二人目は大寺先生です。2年生A、B組で行いました。

 20日(金)1校時は、2年A組です。題材は、タイの感動CM〜かけがえのないもの〜。動画サイトYouTubeで見られます。3分程度の動画ですが、幸せについて考えさせてくれます。見てもらうのが一番ですが、一言で言えば、幸せな気分にさせてくれる映像でした。

 幸せは、心の状態なので、本人が幸せと感じれば幸せなのであって、周りの状態が変わらなくても幸せにはなれます。とは、何かの本で読んだ気がします。アラン著の『幸福論』には、幸せを感じるような行動を起こしていれば、自然に笑顔になるようなことが書いてあります。また、ヴィクトール・E・フランクル著『夜と霧』には、どんなに最悪な状況でも、その状況に対する態度を決める自由だけは決して失われないとあります。未来を信じることができれば、どんな苦境も生き抜くことができる、そういうことです。

 さて、授業では映像の視聴後、動画の主人公は幸せなのかを考えようという問いから始まりました。A組での反応は、篤君を除く全員が幸せでした。幸せと判断した理由も納得できるものでした。わずかに匠矢君が幸せ70%、晃君も、実際には中間の考えで揺らいでいるようでした。主人公が十分なお金を持っていないことが気にかかっている様子です。篤君は、みんなが幸せとするならぼくは幸せでない、とひねって考えたようでもあります。理由を聞くと、主人公は笑顔になっているけれど、笑顔を受けた人たちが、今度は他の人たちに笑顔を与えることができなければ、主人公も幸せにはなれない このような内容でした。とすると、他の子たちと同じ感覚を持ちながら、もう一段階上の次元から、幸せをとらえたのだと思いました。この考えに、触れられたのは面白かったです。

 ここからは、自分に引きつけて考えるところです。大寺先生は、フリップの下側、左端に0と書かせ、右端には100と書かせました。動画の主人公にどれくらい自分がなりきれるか、自分の位置を決めさせたのです。すると、案外100からは遠い位置に印をしている子が多いのです。さて、これはどうしたわけでしょう。100%幸せな主人公に同化すればいいのに……。今日の授業の核心は、ここにあると思いました。終了まであと5分、わたしはここで出張の時刻となり教室を離れました。

 よく考えられた授業であると思いました。教室を去った後の展開こそ、これからの生き方に繋がる部分です。

 24日(火)2校時、2年B組の授業です。今日は、校内授業研究会です。
多くの先生方が参観する中でも、生徒たちは自分の考えをつくり、自分なりの理由をつけて発表できます。2年B組も素晴らしいです。これができているので、いつでも外部の人に授業を見せる自信があります。先回の授業の反省を基に、大寺先生もフリップの使い方に改善を加えていました。質の高い授業にしようとの意気込みを感じます。わたしたちの求めているのは、自分の考えを出し合った次の段階での話し合いをどう組織するかです。今回の授業で、その方向が少し見えてきました。

 つまり、動画の主人公は幸せを感じていることは判るが、今の自分は100%主人公になれる自信はない。でも、主人公のように思いやりを発揮することの大切さは分かる。では、どのようにしていけばよいのか自分なりの見通しを立てられる。このようなねらいにして、考えを練り直すことで、現実を生き抜く力に繋がっていくのではないかということが見えてきたのです。ねらいをどう書けばよいのか、今まで悩んできましたが、一つの例がここにできたと思いました。

 大籔先生の授業を受け、本気で授業づくりに取り組んできた大寺先生と2年部の先生のお陰で、また一歩前進した研究ができました。感謝です。

【資料映像に見入る:背中の角度がいい】【笑顔の広がりを意識した板書】

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