冬休み前最終日、とても寒い一日となりましたが、体育館に全校が集まると、それだけで心がなんだかあたたかくなります。昨年まではできなかった「今の当たり前」を改めて幸せなことだと感じます。

　集会に先立ち、部活動や文化活動等、多方面で活躍した生徒の表彰披露が行われました。

（写真の紹介）
・野球、陸上、バスケットボールで教育委員会表彰を受賞した生徒たち
・女子ソフトテニス部のみなさん
・男子バスケットボール部のみなさん
・女子バスケットボール部のみなさん
・ソフトボール部のみなさん
・サッカー部のみなさん
・男子卓球部の生徒
・女子卓球部の生徒
・剣道部のみなさん
・陸上部のみなさん

　「旅・冒険で体感した人権」と題し、冒険家である斎藤ヒサオさんのお話を全校で聞きました。ご自身の生い立ちに始まり、冒険を志したきっかけ、世界中を旅しながら出会った人とのつながりから感じる人の温かさ。また、自分の受け止め方で見方・考え方も違ってくることを、斎藤さんの柔らかな語り口調で生徒たちへ届けてもらいました。

　「人権とは何でしょうか」
　「あなたに人権はありますか」

　そんなストレートな問いかけも、斎藤さんのお話を聞く中で生徒一人一人の心に、自分の言葉として落ちていく時間が流れたようです。

　one-time Life

　何でもできる環境にあるからこそ、自分も周りの人たちも、それぞれの価値観や生き方のスタイルを認め合いながら、自分らしくある自分を大切にできる人でありたい。仲間を、周囲を大切にできる人でありたい。自分の心のやわらかい部分をそっと包み込むような言葉のシャワーをたくさん浴びる貴重な機会となりました。

　令和５年度薔薇祭を通して、様々な成長のドラマがありました。
　そして、先輩の想いは、後輩へと引き継がれていきます。

　薔薇祭が終わり１週間。豊南中生は、仲間と過ごす日常を大切にしながら、各学年、次のステップへと歩み始めています。

　閉会式は、合唱実行委員長の次のような言葉で締めくくられました。

　「一緒に歌った仲間たちに感謝します」

　
　感謝は、この薔薇祭を率先して支えた合唱実行委員の皆さんにもおくりたいです。
　会場内外の様々なところで、仲間が自分たちの合唱を発揮できるように、気配りをしながら、この行事を支えていました。本当にありがとう。

　閉会式では、まず審査をしていただいた講師の先生から豊南中生の歌声をたくさんほめていただきました。そのお言葉の中から、すでに１・２年生は来年度に向けて、自分たちの合唱をさらに高めていこうと、心に灯がついたようです。

　そして、いよいよ結果発表。
　歓喜の涙、悔しさの涙。この日のために自分たちの学級だからこそ積み上げられた練習をしてきた生徒たち一人一人の姿が胸をうちます。

　仲間のために、仲間とともに

　一人が頑張るだけではハーモニーは生まれません。
　だからこそ、このときに沸き起こった様々な感情は、まぎれもなく「心の金」そのものです。


【１年生】　金賞　４組　　銀賞　５組　　銅賞　６組

【２年生】　金賞　４組　　銀賞　７組　　銅賞　６組

【３年生】　金賞　２組　　銀賞　３組　　銅賞　６組


　それぞれの学年の生徒たちが相互投票した結果は、学年通信で紹介されます。
　こちらもぜひご覧ください。

〜優しさと絆で結ばれた歌〜

　３年１組「 あなたへ　〜旅立ちに寄せるメッセージ〜 」

〜希望輝く大人へ踏み出す歌〜

　３年６組「 虹 」です。

〜仲間への感謝あふれる歌〜

　３年２組「 友　〜旅立ちの時〜　」です。

〜心の奥の大切なものを思い出す歌〜

　３年３組「ふるさと」です。

〜仲間への深い信頼を寄せる歌〜

　３年４組「信じる」です。

〜困難を乗り越え、勇気を与える歌〜

　３年７組「栄光の架け橋」です。

　〜過去と未来の自分を思い描く歌〜

　３年５組「手紙　〜拝啓十五の君へ〜　」です。

　そして、３年生の合唱が始まります。

　学年合唱「花は咲く」
　歌い出しから、情感たっぷりに歌い上げる３年生のハーモニーが、やわらかく、やさしく、あったかく会場内にいるすべての人たちを包み込みます。

　「私は　何を　残しただろう」

　３年生の歌声が、歌う背中が、合唱に向かう姿勢が、後ろからじっと聴き入る後輩たちの心に「豊南の合唱」を残していきます。