3年生数学科の授業から
3年生の数学科の授業では、2次方程式を利用した図形問題、とりわけ動点を扱う問題において、生徒がつまずくであろう点を明確に見通した学習支援がなされたものであった。
グラフ上にある三角形の2つの角が動点となって図形が変化していく(面積が変わる)過程を、タブレットを使って「見える化」したことで、数学を苦手にしている生徒にとっても、理解を促すうえで大きな助けになっており、ICTの良さが十分に生かされた授業であった。 また、分数をともなう2次方程式の計算は、最も間違いやすいものの1つであると問題提起し、分母の数をすべての項に掛け、分数を取り除くことが正答へのカギとなることが確認されるなど、基礎・基本を振り返ることも大切にした実践となった。 |