解体新書をどうやって書いたのか?
- 公開日
- 2026/10/08
- 更新日
- 2026/10/08
校長室から
6年2組さん、社会の授業です。
化政文化の勉強をしていました。
「ターヘルアナトミア」というオランダの本を、杉田玄白、前野良沢の2人が「解体新書」という本に翻訳したと言われています。
ちなみにこの2人、性格、人物像が真反対です。
前野さんは超頑固な完璧主義者。解体新書ができた時も「自分の翻訳はまだ完璧ではない。世に出すには恥ずかしいから、著作者名から名前を消してほしい」と頼んだそうです。納得いくまで調べつくす性格でした。一方で、杉田さんは高いコミュニケーション能力とビジネスセンスをもった行動力のある方でした。「多少の間違いがあっても、今すぐ世に出して医学の発展に役立てるべきだ」と考え、良沢の反対を押し切って出版を強行したのも玄白です。玄白の「今、出さなければ意味がない」という使命感からだったそうです。この2人がいたからこその「解体新書」なので、歴史の本にも2人の名前が共に書かれているんでしょうね。
当時は辞書も文法書もありません。本に描かれた図と実際の臓器を手掛かりに1日1行ぐらいしかすすまない暗号解読のような方法で3年半かけて、作成したそうです。