この方を知っていますか?
- 公開日
- 2026/03/10
- 更新日
- 2026/03/10
校長室から
この方を知っていますか?
インドのカルカッタを中心に「貧しい人々の中でも、最も貧しい人々」のために生涯を捧げたカトリック教会の修道女、マザー・テレサ(1910ー1997)です。
彼女の主な取組は、尊厳ある最期を支える「死を待つ人々の家」の設立。路上で病に倒れ、孤独のうちに亡くなる方が多かったインド。行き場のない末期症状の患者を受け入れ、身体を清め、食事を与え、手厚く看取りました。現代のホスピスのもとになった考えです。疎外されたハンセン病、HIV患者への支援(シャンティ・ナガル、ホスピス)、孤児や子どもへの教育施設(シシュ・ババン)の設立。世界中を廻り、心の貧困への啓もう活動を行いました。
彼女は「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」という言葉に象徴されるように、孤独や疎外感といった精神的な貧しさを救うことの重要性を説き続けました。1981年、初めて日本を訪れます。長崎の原爆資料館を訪れたり、上智大学で講演を開いたりして、愛と奉仕の大切を伝えました。当時の日本の物質的な豊かさを認めつつ、「孤独や、愛されていないと感じる心の貧しさは、インドの飢えより救うのが難しい」と話し、日本人に「心の貧困」への気づきを促しました。
今日は、そんな彼女の遺した言葉をいくつか紹介します。
・思考に気をつけなさい。それはいつか言葉になるから
自身の内面は、言葉、行動、習慣、性格、そして最終的には「運命」へと繋がっていきます。だから、内面を律することが大切なのです。
・大切なことは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心を込めたかです
「愛」の深さこそが大切なのです。
・平和は微笑みから始まります
ノーベル平和賞の授賞式でも述べられた言葉です。最も身近な、愛の形として笑顔の大切さを伝える言葉です。