卒業式 答辞2一、二年生のみんな 部活動では、上手にできなくても、めげずにひたむきに頑張る姿に、私たちの方が逆に勇気をもらいました。 「桜の舞」をつなぎたいという私たちの思いを理解して、朝の練習にも積極的に参加してくれたおかげで、多くの人の前で披露することができ、伝統をつなげられたと思います。 そして、「愛唱歌」。開校時はまだ校歌がなく、一期生から歌いつないできました。歌う機会は少なくても、一緒に練習し、ともに歌うことで心を通わせることができました。これからも、形だけの伝統にとらわれることなく、想いを大切にして、新しい挑戦ができる学校をみんなで創り上げてください。 先生方 毎朝、黒板に書かれている私たちへのメッセージ。書かれていないと、先生が休みなのかと心配になるほどでした。行事が終わると、教室に増える掲示物。クリスマスツリーや合格を願うだるま。先生の、一緒に楽しむ気持ちが伝わってきました。穏やかな口調でいつも優しく話してくれた先生。でも、団アピで悩んでいたとき「あなたが全部抱え込まなくていいよ」と励ましてくださいました。体育祭の前に先生が歌ってくれた「ファイト」。緊張する私たちを勇気づけてくださいました。給食の時間に見た国会中継。苦手だった教科にも興味がもてるようにしてくださいました。私たちを信じて寄り添ってくださった先生方、いつも楽しい授業をありがとうございました。 お父さん、お母さん 小さな悩みを抱えたときも、壊れそうなほど苦しんだ時も、いちばん私のことを理解して寄り添ってくれました。 忙しい中、遠征や練習の送迎をしてくれました。不安なとき「頑張れ」の一言だけで励まされました。何気ない日常で、思わずふっと笑ってしまうようなありふれた時間をこれからも大切に、生きていきます。 私たちが卒業の歌として選んだ「サザンカ」。会場にいる皆様に、今までの感謝の気持ちを込めて歌います。 十三期生のみんな 毎朝、私を見つけると笑顔で「おはよう」と声をかけてくれた友達。九年間、ともに過ごしたかけがえのない時間は、私の宝物です。辛いことは半分に、楽しいことは二倍にして分かち合える、大切な存在です。学年スローガン「世界平和」には、自分を取り巻く小さな世界を幸せにすることで、大きな世界の平和につながるという思いが込められています。今、世界では戦争などで苦しい思いをしている人もいます。私たち一人一人が、自分だけではなく、周りの状況を見て、柔軟に対応できるように、そして、小さな世界でも思いやりの心を意識することが、世界の平和につながると信じています。 一年生の頃に行った「ありがとう週間」を覚えていますか。どんなに小さなことにも「ありがとう」と言うことで、自分の生活にどれだけ多くの人が関わっているのかを知ることができました。周りの人に感謝する気持ちをこれからも大切にしていきましょう。 私たちは、これからそれぞれの道に進みます。前向きな感情も、負の感情も受け止めて、常に支え合ってきた十三期生は、ともに過ごした日々の思い出を大切にしながら、新しい物語の続きを作り上げていきます。 最後に、藤岡南中学校のますますのご発展を祈念して、卒業の言葉といたします。 |
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