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卒業式 答辞1

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 やわらかな日差しが校庭の桜に降り注ぎ、春の温もりを感じ始めた今日、私たち十三期生、119名は、卒業の日を迎えました。本日、お忙しい中、私たちの新たな門出に立ち会ってくださる皆様、本当にありがとうございます。

一年生の五月、私たちは希望する部活動に入部し、期待とやる気に満ち溢れていました。しかし、二年生、三年生になっても悩みはつきず、自分のプレーやチームメイトとの熱量の違いから、希望したはずの部活動が、だんだん苦しいものになっていました。先輩方に甘えてきた自分たちの弱さ。顧問の先生を困らせてしまうこともありました。
時に、強い口調で言葉をかけたり、先輩として至らない点を見せたりしても、信じてついてきてくれた後輩。そして、かけがえのない仲間。周りの人が常に支えてくれたからこそ、私たちらしく頑張り続けることができました。部活動は、スポーツや音楽でつながった私たちの、特別で大切な時間でした。

 最高学年として迎えた体育祭。「SPOT」―自分が輝ける場所、というスローガンのもと、私たちが中心となって創りあげる最初の行事でした。指示がうまく出せず、大繩の回数がなかなか伸びないときもありました。でも、みんなでどうすればよいか話し合い、練習を重ねました。そして、競技の部本番では、声を出し合い、跳び方をそろえて、回数を更新することができました。表現の部でも、A団「カメレオン」B団「龍星群」C団「輝星(シャイン)」D団「HEROs」という各団のテーマに沿って力を出し切ろうと決意し、練習にも熱が入ってきました。
 そんな時、私のクラスでは体調不良者が日に日に増え、とうとう学級閉鎖になってしまいました。全校放送で、表現の部を中止する連絡が入り、熱い思いで活動していた私たちに、険悪な空気が走りました。四年前から、日常生活や行事を制限され、大切なものを奪われ続けてきたのに、「またか」と落胆することしかできませんでした。そんな中、みんなのあきらめきれない思いが届き、生徒会役員や団長が先生方との協議を重ね、四か月後に延期開催
となりました。テストや進路選択と重なる難しい時期の再出発。誰もがエンジンをかけることに苦労しました。振り付けや構成などの見通しを立てることで精いっぱいだった私たち。その裏で、一、二年生は、配信した動画を見て、ひたむきに練習を続けてくれていることを知り、胸が熱くなりました。
 円陣を組み、意識を高め合って迎えた表現の部の当日。私の団は優秀賞でした。最優秀賞には届きませんでしたが、やり遂げたという表情が全員に広がっていました。「諦めてはいけない」十三期生の強い想いが、誰もが輝く体育祭につながったと実感しました。

 私たちは、小学校の修学旅行が新型コロナウイルスの影響で日帰りでした。五年生で行ったキャンプ以来、宿泊行事は二年生の自然教室が二度目で、計画段階からわくわくしていました。スキー研修、立志式、岩村城下町の散策。久しぶりの宿泊行事は、あっという間の三日間でした。でも、班の決め方で意見が合わず、決まるまでに多くの話し合いをしました。長く同じ学年を過ごしてきたからこそ、人間関係にかたよりがあると感じ、十三期生として課題も見えた自然教室でした。
 そんな私たちでしたが、三年生になってからの修学旅行では、最後の学級としての意識が高まり、部屋割りや企業訪問の班も互いに尊重し合い決めることができました。浅草めぐりでは、事前に調べたお店に入ったり、食べ歩きをしたりしました。隅田川クルーズでは、実行委員が計画した漫才やビンゴ大会で盛り上がりました。企業訪問では、興味のある企業に連絡を取り、行き方を調べたり、質問を考えたりして、当日は実りのある活動になりました。ディズニーランドで友達とおそろいのカチューシャをつけたり、相手の喜ぶ顔を思い浮かべながらお土産を買ったりしました。三日間を通して、自分たちで考えて行動するという経験ができ、また一つ成長できたと感じました。


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